日本政府観光局(JNTO)の調査によると、2013年に訪日外国人観光客数が1,000万人を突破。それ以降、年々訪日外国人の数は拡大を続け、2019年には1月から11月の*累計でも29,355,720人に達しています。いまや日本の観光地のどこに行っても、外国人観光客の姿を見ない方が珍しくなりました。

訪日外国人によって生まれている大きなマーケットや需要を指した「インバウンド」「インバウンド需要」という言葉も頻繁に見聞きするようになっています。この日本の観光産業の大きな変化を、あなたのお店の大きな成長のチャンスに結び付けない手はありません!そのために、どうしたら訪日外国人観光客のハートをしっかりとつかむことができるのか、その対策について考えてみましょう。

高まる訪日外国人マーケットへの期待

政府が定めた訪日外国人の目標数である「2020年に4,000万人」は射程内になり、2025年には5,000万人超の目標も達成可能の見通しが出てきました。この機会に、外国人観光客が増加している理由について考えてみましょう。

政府によるビザ緩和、消費税免税制度の拡充などの規制緩和や優遇策

政府は『観光先進国』への新たな国づくりに向けて、2016年に『明日の日本を支える観光ビジョン構想会議』において、新たな観光ビジョン『明日の日本を支える観光ビジョン』を策定。訪日外国人旅行者がストレスなく、快適に観光を満喫できる環境整備に向け、対応を加速化しています。観光産業を「GDP600兆円に向けた成長エンジン」として、中国、フィリピン、ベトナム、インド、ロシアなどへのビザ発給条件の緩和や、文化財を対象とした施設の修繕、多言語解説の導入などを支援するといった試みが実を結び始めています。

相次ぐビッグイベント

2021年にはワールドマスターズゲームズがあり、2025年には大阪万博の開催も決定。2023年女子サッカーW杯の日本への誘致も計画されています。このように相次ぐ国際的なビッグイベントが計画されていることも、海外から観光客を呼び寄せる大きな力となっています。

訪日外国人ニーズの多様化

これまで見られた中国人の「爆買い」のような都市部での集中的なショッピングにとどまらず、現在ではネットの情報を通じて、地方の観光地や日本食、温泉や日本文化全般への関心が高まっており、観光の目的が多様化しています。

団体でバスを利用して集中的に1カ所に殺到するという旧来の観光のパターンから、個人客やファミリー、趣味のグループ客など、多様な外国人客がそれぞれのニーズや関心を持って訪日するようになってきており、観光ニーズの多角化が、訪日外国人の観光を底上げしています。

外国人観光客を取り込んで売り上げアップのチャンス!

このような背景にあって、都市部から地方へと外国人観光客が足を延ばしてきており、外国人の延べ宿泊者数への地方部の占める割合が年々着実に増えています。いまや外国人観光客を確実に取り込むことは、都市部だけではなく、全国の観光地や産業都市の個人商店から中小店舗に至るまで、売り上げを伸ばすための大きなチャンスと言えるでしょう。

外国人観光客を呼び込む対策

外国人観光客をお店に呼び込むための対策の基本をご紹介しましょう。

多言語・スマホ対応

お店の看板やメニュー、Webサイトはもちろん、グルメサイトや観光サイトへの掲載などのすべてにわたって、多言語化を心がけることがスタートラインです。多言語に対応する店舗はかなり増えてきたとはいえ、外国語メニューなどへの対応が行われていない店舗はまだ多く見られます。できれば3~4カ国語に対応したいところですが、少なくとも英語サイトは必須と言えるでしょう。多言語サイトでは、言語ごとにサイトのURLを分けると効果的です。

また、Webサイトのスマホ対応は見過ごされがちなので気をつけましょう。パソコンに対応する旧タイプのWebサイトよりも、外国人観光客はスマホで観光情報をサーチします。お店のサイトもスマホ表示に対応しましょう。

検索で上位に!SEO戦略

SEOは、「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)の略。Webサイトを検索エンジンに対して最適化し、検索の上位に少しでも多くお店の情報が並ぶようにすることを意味します。もちろん日本語の検索だけではなく、英語検索なども意識する必要があります。

日本ではGoogleの提供する検索エンジンの利用率が国内の全検索数の90%以上を占めますが、全世界においてもGoogleのシェアは高いため、Googleの検索の仕組みを熟知することで世界に通用する効果的なSEO対策が可能になります。

口コミサイトや現地情報サイト、SNSに情報発信

世界最大級の口コミサイトである「TripAdvisor」や「Yelp」等に登録すれば、世界中に店舗の存在をアピールし、情報発信をすることができます。海外旅行客は友達や家族連れなどのグループが多いため、SNSなどへの情報発信もより多く期待できます。良い口コミや評価は上位表示につながり、さらなる集客効果が期待できます。

中国の観光客に対しては、中国で利用率No.1の口コミサイト「大衆点評」に投稿したり、アクティブユーザー数5億人とも言われる「Weibo(微博)」への掲載を行ったりすると、効率的な集客やPRが可能でしょう。

TwitterやFacebook、Instagramなどに多言語で発信することも口コミ効果を高めるために重要です。予算が許せば、海外の情報サイトやその国でよく使われる観光情報プラットフォームに現地の言語で広告を出すなどして、ターゲットにリーチしましょう。

無料Wi-Fiを準備する

お店にWi-Fi環境を完備することも外国人観光客誘致には必須です。「次にどこへ行く?」「交通手段は?」「宿までのナビゲーションは?」などは、お店にインターネット環境があってこそ始まります。また外国人観光客は空港などで容量が決まっている「プリペイドSIM」を購入されることがあるため、スマホのデータ通信量を節約できる無料Wi-Fiは喜ばれます。

MEO対策で外国人観光客にもアピール

国内観光客に対してはもちろんのこと、外国人観光客に対しても店舗が地図に表示されていることは大きなアドバンテージになります。特に外国人観光客は、店舗が地図上に表示されていなければ、お店の存在にも気付かずに素通りしてしまうかも。

現在の場所の近くで、探している条件に合ったお店を探すことを「ローカル検索」と呼び、検索結果で少しでも上位に表示させようとする施策はMEO(Map Engine Optimization)と呼ばれ、集客や売り上げアップのために欠かすことのできない手法として注目されています。

インバウンド需要(訪日外国人観光客による需要)を取り込むためには、外国人観光客がよく閲覧する地図サービスでMEO対策を立てる必要があります。また、MEOを効果的にするには、SNS等を通じて、定期的に情報を発信していく必要があります。しかし、さまざまな地図サービスへの対応や情報更新、口コミへの対応、各種SNSでの情報発信といった各種業務を個別に管理していくことは、かなりの負担となります。

BIGLOBEでインバウンド対策も気軽にできるかも?

老舗インターネットサービスプロバイダーのBIGLOBEは、実は店舗オーナー向けのサービスも充実しています。今回はインバウンド対策にも活用できるサービスを、少しだけ紹介してみましょう。

MEO対策もばっちり「BIGLOBE店舗マップ管理」

「BIGLOBE店舗マップ管理」は、Googleマップはもちろん、Facebook、Baidu Map(百度)、Instagram、Twitterなど20以上の地図・SNSに対応。一元管理ができ、管理負担を軽減することができます。中国人観光客がよく利用するBaidu Mapにも対応しており、インバウンド対策にも活用可能です。

また、集客に影響力のある口コミでは、複数の地図・SNSの口コミをまとめて表示できる機能を装備しており、返信しやすい工夫をしています。複数の地図・SNSの口コミを一覧表示するので、管理も簡単。低評価が付いた場合はメールで知らせてもらうこともでき、迅速な改善の対応ができます。

BIGLOBE店舗マップ管理

ビッグローブ光 で店舗用の無料Wi-Fiを完備

ビッグローブ光でWi-Fi環境を準備すれば、たとえばポスレジ・タブレット・音楽配信サービスなどを店舗で使いながら、お客様にWi-Fiを提供することもできます。法人用のサポート窓口も充実しているので、気軽に相談に乗れますよ。

BIGLOBEの法人向け「ビッグローブ光」

外国人観光客を逃さない鍵はネットとマップ戦略!

訪日外国人の急増はお店にとって逃すことのできないビッグチャンス。この好機をつかみお店の集客につなげるための対策で重要なのは、おもてなしを意識したネットとマップ戦略です。

サービスなどを上手に活用しながら、外国人観光客の集客を強化していきましょう。

※本記事内の情報は2020年1月9日現在のものです。