自社のホームページ制作・運用を内製化したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、Webサイトについて詳しい社員がいなければ、「どうやって制作すればいいのか分からない」ということになります。また、ホームページは作って終わりではなく、その後の管理・運用も大切です。

今回紹介するCMSは、ホームページの制作や運用に便利なツールとして多くの会社で使われています。そこで今回は、CMSの基本と、CMSを使ったホームページの自社制作・自社管理のポイントについて解説します。

ホームページ制作の便利ツール「CMS」とは?

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)はHTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトの制作・管理ができる仕組みのこと。例えば、企業が「自社でホームページを作ろう」となったケースを考えてみましょう。その際のアプローチとしては、以下のような方法があります。

  1. 制作会社に依頼する
  2. 知識がある専門人材を雇って作る
  3. 自分たちで勉強して作る

専門知識を持たない企業の場合、最も安心できるのは1の「制作会社に依頼する」ですが、その分、費用はかかります。逆に、コスト面を重視するなら3の「自分たちで勉強して作る」になりますが、専門知識を一から学ぶには手間や時間が必要です。2の「知識がある専門人材を雇って作る」もコストと時間、採用の手間などがかかります。

そこで、これらの課題を解決するために有用なのがCMSの活用です。パソコンの基本操作ができる人であれば簡単に制作・管理ができるので、時間もコストも抑えられるというわけです。

ホームページを制作するための主要な言語とは?

そもそも「専門知識」とは具体的にどういったものなのかをご紹介しましょう。ホームページ制作における専門知識とは、ほとんどの場合「プログラミング言語」の知識を指します。それでは、基本的な言語の特徴とそれぞれの違いを見てみましょう。

HTML

文字や画像など、ホームページにおける基本的な土台部分を構成するマークアップ言語のなかでも主流なのがHTMLです。

CSS

カスケーディングスタイルシートと呼ばれる言語で、主に装飾やレイアウトを指定するのに使われる言語です。HTMLと組み合わせて使われます。

JavaScript

文字や画像をスライドさせたり、一定時間で切り替えたりするなど、Webサイト上の「動くデザイン」を可能にする言語のひとつです。クオリティーの高いホームページ制作には欠かせません。

PHP

できることはJavaScriptと似ていますが、大きな違いは処理の場所。JavaScriptはユーザーのブラウザ上で処理が行われるのに対し、PHPはWebサーバー上で処理が行われます。

CMSを使うと何が良いのか?

次に、CMSを使うことで得られるメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。企業のホームページをCMSで制作・更新できるようになると、次のような効果が期待できます。

コスト削減

CMSを使えば、プログラミング言語の知識を持たない素人でもコンテンツの制作や更新ができます。そうすると会社は、外部の制作会社に依頼する必要もなければ、新しく専門人材を雇う必要もありません。自社の社員で管理できるため、コスト削減につながります。

社員の負担軽減

CMSを使うことで、「Webサイトの管理がラクになる」というのも大きなメリットです。特に多数のWebサイトを持つ企業にとっては、バラバラに管理していると人手が必要になります。CMSではコンテンツを一元管理できるので、少ない人数でも多数のWebサイトを管理することが可能です。

また、誰でも管理できるということは、複数の担当者で分業することもできるということです。そうすることで担当者の負担を軽減できます。

アクセス数アップ

CMSでWebサイトを構築すると、プログラミング言語を使って一から作るのに比べて無駄がありません。つまり、内部構造が簡単になるということです。実はWebサイトにおける内部構造は、SEO(検索エンジン最適化)では有利に働くといわれています。従って、CMSを使ったWebサイトではアクセス数のアップが期待できるということです。

ホームページの「更新」は自社?制作会社?それぞれのメリット・デメリット

ホームページというのは、一度制作して終わりではありません。日々新しい情報を追加していくという更新作業も大切です。企業によっては更新を他社に依頼するといったケースも見られます。実際、自社で管理するのと外注するのとではどちらが良いのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

自社管理のメリット

自社管理では当然、コストが抑えられます。また、何かトラブルがあった際にも、社員が対応するのでスピーディーです。さらに長期的な視点で考えると、社員のスキルアップにもつながります。

自社管理のデメリット

プロに依頼する場合に比べると、やはりクオリティーには不安が残るでしょう。また、大きなトラブル時には対応できないこともあります。担当者が1人や2人など少数の場合は、担当者が不在だったり、退職したりした際にも困ることになります。

制作会社に外注するメリット

更新作業とはいえ、多数のノウハウを持つプロの制作会社なら、高いクオリティーが期待できます。また、難しい更新も柔軟に対応してもらえる可能性があります。

制作会社に外注するデメリット

一方で、コストは高くなります。また、修正や更新を依頼する際も外部の企業へ連絡しなければならないため、タイムリーに行えないケースも出てくるでしょう。

自社の状況に合わせた選択肢を

会社の規模や状況はそれぞれに異なります。さまざまな選択肢のなかでどれが正解となるかは、会社によって異なると言えます。ホームページ制作は、売り上げ、採用活動、ブランディングなど、場合によってはその後の会社の運命も左右する大切なものです。事前にできる限りの情報を集めつつ、社内でしっかり検討しましょう。

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