オンライン上でスケジュール管理が手軽にできる「Googleカレンダー」。Googleアカウントさえあれば、デバイスを問わず、無料で利用することができる優れものです。実は、パソコンでの使用において、便利なショートカットキーが用意されているのをご存知でしょうか?
この記事では、Googleカレンダーをよりスピーディーに操作できるショートカットキーの中から、画面の表示切り替えと印刷操作についてご紹介します。
キーボードショートカットを有効にする
大前提として、ショートカットキーを使うためには、Googleカレンダーの「キーボードショートカット」が有効になっていなければなりません。念のため、最初に確認しておくといいでしょう。確認および有効化の手順は次のとおりです。
まず、パソコンでGoogle カレンダーを開き、画面右上の「設定メニュー」アイコンをクリックして、「設定」を選択。
画面下部の「キーボード ショートカットを有効にする」までスクロールして、チェックが入っていることを確認します。チェックが入っていなければチェックを入れましょう。
これで準備は完了です。
カレンダーの表示スタイルを変更
まず覚えておきたいのが、週ごと、月ごとなど、カレンダーの表示スタイルを切り替える「ビュー」の変更です。Googleカレンダーを開いた状態で、以下のキーを押すと、それぞれに対応したビューに表示が切り替わります。
数字キーでも操作可能ですが、日(day)、週(week)、月(month)、年(year)は、英語の頭文字とも関連づけられており、それぞれ「d」、「w」、「m」、「y」でも変更できます。覚えておくとキー操作に迷わず済むので、おすすめです。
表示ビュー | ショートカットキー |
[日]ビュー | 「d」もしくは「1」 |
[週]ビュー | 「w」もしくは「2」 |
[月]ビュー | 「m」もしくは「3」 |
[カスタム]ビュー | 「x」もしくは「4」 |
[予定リスト]ビュー | 「a」もしくは「5」 |
[年]ビュー | 「y」もしくは「6」 |
なお「カスタムビュー」の表示については、前述の「設定」画面で、2日〜7日、2週〜4週の中から好きなものを選ぶことができます。
ちなみに設定画面は、ショートカットが有効であれば、「s」キーを押すだけでも表示することができます。setting(設定)の「s」と覚えておきましょう。
カレンダーの表示期間を切り替え
続いてご紹介するのは、ナビゲーションと呼ばれる操作です。画面に表示する期間を、ビューのスタイルに応じて切り替えることができます。例えば[月]ビュー表示であれば前月、当月、翌月、[日]ビューであれば前日、当日、翌日といった具合にカレンダー内を移動することが可能です。
こちらもキー操作はNext(次)、Previous(前)、Today(今日)の頭文字と結びついているようです。
ナビゲーション | ショートカットキー |
前の期間(前日・前週・前月・前年) | 「p」もしくは「k」 |
次の期間(翌日・翌週・翌月・翌年) | 「n」もしくは「j」 |
今日 | 「t」 |
指定した日付に移動 | 「g」 |
「指定した日付に移動」は、自分が希望する日付に移動する機能です。
「g」を押すと日付を記入するウインドウが出てくるので、そこに年月日を記入しましょう。その日付まで移動できます。
カレンダーの印刷もショートカットキーに対応
オンラインでいつでもチェックできるGoogleカレンダーですが、時には紙に印刷して使いたいという場合もあるかと思います。そんな時には次のショートカットキーが便利です。printの「p」と覚えておきましょう。
印刷:「Ctrl」+「p」(Macの場合は「command」+「p」)
なお、こうしたショートカットキーは「?」(「shift」+「/」)を押すことで、一覧表示させることも可能です。操作を忘れて「?」と思った時には、利用してみてください。ただし、こちらもキーボードショートカットが有効になっていないと使えませんので注意しましょう。
ショートカットキーでらくらく作業効率アップ!
このようにGoogleカレンダーでは、マウスを使わずとも、キーを押すだけで主要な操作を行うことができます。覚えておくと作業の効率化が図れるので、ぜひ積極的に活用してみてください。