「Prt Sc」「Scr Lk」「Caps Lock」etc……
キーボードには英語で表記された、読み方や使い方がわからない謎のキーが多い!と思っている人はいませんか?でも、今更人に聞くのもちょっと……という人に向けて、今回は、あまり使われていないけれど、活用すると便利なキーボードについてご紹介します!
できるポケット 時短の王道 ショートカットキー全事典 改訂版 できるポケットシリーズ
キーの名称と機能
ではさっそくキーを見ていきましょう。基本的に、キーの名前は「どんな機能なのか」がつけられています。多くが英語や略字の表記なので、すぐに意味を把握するのは難しいかもしれませんが、便利そうなキーがあったら覚えてしまいましょう!
ちなみにキーボードの種類はかなり多様です。Windows、Macでも違いがありますので、以下にご紹介するキーが、使用しているキーボードにはない場合もあります。
表記 | 名前(読み方) | 機能 |
Esc | エスケープ | プログラムを「停止」「キャンセル」「中断」する。「Ctrl + Esc」でスタートメニューを開くショートカットキーになる。 |
Tab | タブ | 「tabulate(表にする)」の略。文字揃えや入力フォームなどのカーソル移動に使う。「Ctrl + Alt + Tab」で「開いているアプリを切り替える」ショートカットキーになる。 |
Caps Lock | キャプスロック | Capsは「Capital letters(大文字)」の略。アルファベットの小文字/大文字入力を切り替える。 |
Shift | シフト | 「切り替える」の意味で、入力文字を切り替える。たとえば「Shift + 1 = !」「Shift + 3 = #」「Shift + / = ?」などの記号入力に使われる。 |
option (Macのみ) |
オプション | 他のキーと同時押しで、さまざまな機能を実行する。Mac OS向けのキーボードに配置され、Windowsのキーボードにはない。「option + ¥ = \」でバックスラッシュの入力ができる(Mac OS向けキーボードには「\」の表示がない)。 |
command (Macのみ) |
コマンド | 他のキーと同時押しで、さまざまな機能を実行する。Mac OSのキーボードに配列され、「⌘」マークがついている。「command + F」で文字検索など、ショートカットキーで頻繁に使われる。 |
Ctrl | コントロール | 他のキーと同時押しで、さまざまな機能を実行する。Windows系のOSでよく使われる。コピーは「Ctrl + C 」ペーストは「Ctrl + V」。 |
Alt | オルト | 「alternate(代替の)」の略。他のキーと同時押しで、さまざまな機能を実行する。ログイン画面の呼び出し「Ctrl + Alt + Delete」などで使われる。 |
Enter | エンター | Returnキーとも呼ばれる。「決定」「改行」などを行う。「⏎(リターン記号)」の表示がある場合もあり、キー自体が大きく作られていて、頻繁に利用される。 |
Back space | バックスペース | カーソルの直前の文字やスペースを削除する。対してDeleteキーはカーソルの直後の文字が削除される。 |
Prt Sc(Print Screen) | プリントスクリーン | 画面全体のスクリーンショットを撮り、クリップボードにコピーする。Mac OSではこのキーがないので「command + Shift + 3」というショートカットキーになる。 |
Scr Lk(Scroll Lock) | スクロールロック | 表示のスクロールをロックする。使用頻度が低いため、そもそもキーが搭載されていないキーボードも多い。 |
Sys Rq | シスリク | 「System Request(システムリクエスト)」の略。Altと同時押しで、現在使用中のウィンドウのスクリーンショットを撮る。 |
Pause / Break | ポーズブレーク | もとは処理を途中で止めるためのキー。現在ではほとんど使われない。「Windowsキー + Pause / Break」でWindowsのシステムウィンドウを開くショートカットキーになる。 |
Insert | インサート | 文字入力の「挿入モード」と「上書きモード」を切り替える。「挿入」はテキスト内でカーソル位置に文字が挿入され、カーソル位置にあった文字は後ろに移動する。「上書き」はカーソル位置に文字が入力され、カーソル位置にあった文字は上書きされていく。 |
Delete | デリート | 「削除する」の意。文字を削除する。「Shift + Delete」でファイルを完全に削除する(ゴミ箱に入らない)。Mac OSでは「command + option + Delete」になる(Mac OSのDeleteは×が書かれたキー。通常カーソル前の文字やスペースを削除するときに使う)。 |
Nm Lk(NumLock) | ナムロック | Numは「Numeric(数字)」の略。テンキーに配列されている。オン状態だとテンキーで数字入力、オフ状態だとテンキーでカーソルキーなどの別機能を使えるようになる。 |
Home | ホーム | カーソルを先頭に移動する。「Shift + Home」でカーソル位置から文頭までハイライト(選択)できる。 |
End | エンド | カーソルを末尾に移動する。「Shift + End」でカーソル位置から文末までハイライト(選択)できる。 |
Pg Up(Page Up) | ページアップ | 上にスクロールする。「Shift + Page Up(Page Down) 」でカーソル位置からスクロールしたすべての範囲をハイライト(選択)できる。 |
Pg Dn(Page Down) | ページダウン | 下にスクロールする。「Ctrl + Page Down(Page Up)」でブラウザのタブやExcelのシートを移動できる。 |
F1〜F12 | ファンクション | 「機能」の意。機能を自由に設定できる汎用的なキー。利用するアプリケーションによってさまざまな機能が割り当てられている。 |
Fn | エフエヌ(ファンクション) | 他のキーと同時押しで、さまざまな機能を実行する。Mac OSでは「fnを2回押す」で音声入力のショートカットキーになっている。 ※「システム環境設定」で音声入力をオンに設定する必要がある |
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便利にキーを使いこなせば仕事がはかどる!
キーが持つ意味を理解すると、キーの読み方や使い方も覚えやすくなるのではないでしょうか。また、キーの意味を知っておくと、ショートカットキーを覚えるときにも役立ちます。ショートカットキーを使えば、作業効率アップにも繋がります。ぜひいろんなキーを使いこなしてください!
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