普段のExcel作業で、セル内に書いてある特定の文字列を削除したり、追加したりすることは多いと思います。
例えば、よくあるのが住所録にある郵便番号などの編集。ハイフン付きで作ったデータを数字だけにしたい、もしくはその逆の作業をしたい!といった時でも、今回紹介する方法を使えば一発で変換が可能です。
関数とショートカットを使って、簡単に「特定の文字列を削除・追加する方法」をご紹介します。
Excelで特定の文字列を削除する方法
最初に「特定の文字列を削除」する方法から紹介します。特定の文字列を削除するには、関数を使う方法とキーボードのショートカットを使う方法があります。
「SUBSTITUTE関数」で文字列を削除する
特定の文字列を削除するのに便利なのが「SUBSTITUTE関数」です。
この関数を使うと、以下のようなことができます。
・郵便番号や電話番号、社員番号などにある「‐(ハイフン)」の削除
・姓名の間にある「全角スペース」の削除
・セル内にある特定の文字の削除
「SUBSTITUTE関数」は以下の式をセル内に直接か、セルを選択した状態で関数欄に直接入力して使います。
=SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列)
文字列 | 削除したい文字が入っているセル |
検索文字列 | 削除したい文字 |
置換文字列 | 置き換えたい文字 ※削除したい場合は空白にする |
例えば住所録で、C3のセルの「‐(ハイフン)ありの郵便番号」を「‐(ハイフン)なし」のデータにしたい場合、以下のようにセルに入力します。
=SUBSTITUTE(C3, “-“, “”)
上の例だとC3セル「101-1001」を対象にして「‐」を検索、見つかったら「””(カラの文字列)」に置き換え(=削除)します。
全てのデータに同じ処理をおこないたい場合は、セルの右下端をドラッグしてコピーすればOKです。
「Ctrl+F」のショートカットで文字列を削除する
また、特定の文字列の削除はショートカットキーでも可能です。この場合、削除したいセルの文字を適当なセルにコピペしましょう。
編集したいセルを選択した状態で、キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「F」キーを押します。そうすると、以下のような検索画面が出てきます。
「置換」のタブを開き、「検索する文字列」に削除したい文字(今回で言えば「‐(ハイフン)」)、「置換後の文字列」には何も入力しないでおきます。入力ができたら「すべて置換」をクリックします。
これで郵便番号の「‐(ハイフン)」を削除することができました。
特定の文字列を追加する方法
次に特定の文字列を追加する方法です。こちらは関数を使って処理します。使う関数は「REPLACE」です。
「REPLACE関数」で文字列を追加する
REPLACE関数は、文字を置換する関数で、セルの特定の位置に文字を追加することができます。
「REPLACE関数」も以下の式をセル内に直接、もしくはセルを選択した状態で関数欄に入力して使います。
=REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)
文字列 | 文字を追加したいセルの位置 |
開始位置 | 追加したい位置 |
文字数 | 追加するだけなら0にする |
置換文字列 | 追加したい文字を記入 |
例えば、以下のようにC3セルの郵便番号に「‐(ハイフン)」を追加する方法をご紹介します。
まず、文字を追加したいセルを指定します。上の場合、「C3」と入力します。
次に、文字を追加したい位置を左からカウントして数字で入力します。「101-1001」としたいので「4」と入力します。
文字数は「置き換えたい文字数」になるので、追加するだけなら「0」になります。
最後に、追加したい文字を入力します。今回は「‐(ハイフン)」なので「”-“」と入力します。
以上の作業で、特定の位置に文字を追加することができます。
文字の削除(SUBSTITUTE関数)と追加(REPLACE関数)は時短効果抜群
以上、特定の文字列を簡単に削除、追加する方法の紹介でした。
文字の削除(SUBSTITUTE関数)と追加(REPLACE関数)は、一度覚えておくと本当に便利です。
合わせてショートカットも使っていくと、時短効果が抜群です。ぜひ活用してください!
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