Excelのセル入力でちょっとだけ不便に感じるのが、入力したデータをそのまま編集したいとき。データ入力後、Enterを押すとアクティブセルが下に移動してしまいますが、場合によっては、移動せず「フォントや文字色を変えたい」という時もありますよね。
そんな時に便利なのが「Ctrl+Enter」(Macの場合 Command+Enter)のショートカットです。このショートカットを使えば、入力したセルがアクティブになり、そのまま編集でき、データ入力の効率化がはかれます。
また、複数のセルに同じデータを一括で入力することも可能です。
この記事では、そんな覚えて損なし、Excelでの「Ctrl+Enter」のショートカットの使い方を画像付きで解説します。
※この記事では、2021/9/13時点でのWindows10 Homeを使用して解説。バージョン等によって一部仕様が異なる場合があります。
入力後にセルを移動しないでデータを編集する
Excelの初期設定では、セルにデータを入力した後に「Enter」キーを押すと、アクティブなセルは1つ下に移動します。
しかし、入力後にアクティブなセルを移動したくないこともあります。例えば「フォントや文字色を変えたい」といったときです。
そんなときは、セルにデータを入力した後に「Ctrl+Enter」キーを押すと、セルを移動させないで編集することができます。
まずはセルにデータを入力、その後に「Ctrl+Enter」を押してみましょう。
そうするとアクティブなセルが下に移動せず、データをそのまま編集できるようになります。
例えば、上の状態でツールバーからフォントや色を選べば、好みの文字に編集できます。
このように文字入力後、アクティブなセルを動かしたくないときに、「Ctrl+Enter」はとても便利です。
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複数のセルに同じデータを一括入力する
「Ctrl+Enter」でもう1つ便利なのが、複数のセルに同じデータを一括入力できることです。
例えば、以下のような担当リストがあり、1行目、3行目、5行目に同じデータを入力したいとなったとき。標準の操作では、1行目に名前を入力、コピーして3、5行目に貼り付けする必要があります。
しかし、貼り付けはセルごとにしなければならず、数が多いと大変です。
こういった飛び飛びの位置にあるセルに同じデータを入力するときでも「Ctrl+Enter」を使えば一発で入力ができます。
使い方ですが、まず「Ctrl」キーを押したまま一括入力したいセルを選びます。
(Macの場合「Command」キーとなります。)
セルを選択したら、最後に選択したセルにカーソルがあたっている状態で、データを入力します。
その状態で「Ctrl+Enter」を押します。これでデータが一括入力できます。
このように、選択したセル全てに同じデータが入力されました。コピーして貼り付けするよりも、早く作業をこなせて便利です。
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以上、Excelで使うと便利なショートカット「Ctrl+Enter」を使ったデータ入力のコツの紹介でした!
今回紹介したショートカットは、データ入力の効率化につながりますので、ぜひ活用してみてください。
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