Microsoftが提供するWordやExcelなどのOffice製品には、サポート期限があるのをご存知ですか?Office 2010やOffice 2016などの買い切り型の永続ライセンスを利用している場合、サポート期限に注意する必要があります。
今回は、Microsoft Officeのサポート内容やサポート期限が切れたらどうなるのか、どのような影響があるのか、対処方法などについてわかりやすく解説します。
Microsoft Officeのサポートの種類や内容
Microsoftが提供するサポートには、「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類があります。
メインストリームサポート
メインストリームサポートとは、Microsoftが製品発売後、原則5年間提供するサポートサービスです。サポート内容としては、新機能の追加や仕様の変更、セキュリティ更新プログラムの提供などが挙げられます。これにより、ユーザーはOfficeの最新機能を安全に利用することができます。
延長サポート
延長サポートとは、メインストリームサポートの期限が切れた後に提供されるサポートサービスです。延長サポートで受けられるのは、セキュリティアップデートのみです。
延長サポートは、最長で5年間受けることができます。ただし、Office 2019では2年、Office for Macではそもそも延長サポートがないため、注意が必要です。
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今使っているOfficeのバージョン確認方法
では、実際にご自身が使っているOfficeのサポート期限を確認していきましょう。
その前に、自分が使っているOfficeのバージョンがわからないという方は、以下の方法で確認してみましょう。
WordもしくはExcel、PowerPointなど、Officeのいずれかのアプリケーションを起動してください。ここでは、Excelを使ってご説明します。
まず、左上の「ファイル」をクリックします。
次に、左メニューの「アカウント」をクリックします。
製品情報の欄でOfficeの製品名がわかります。私の場合、サブスクリプションサービスであるMicrosoft 365を利用しているため、このように表示されます。
Officeのバージョンは、「Excelのバージョン情報」から確認しましょう。
Officeのサポート期限一覧
ご自身の使っているOfficeのバージョンを確認できたら、以下で該当バージョンのサポート期限を確認してみましょう。
マイクロソフトOffice | メインストリームサポート期限 | 延長サポート期限 |
Office 2019 | 2023/10/10 | 2025/10/14 |
Office 2016 | 2020/10/13 | 2025/10/14 |
Office 2016 for Mac | 2020/10/13 | なし |
Office 2013 | 2018/4/10 | 2023/4/11 |
Office 2011 for Mac | 2017/7/10 | なし |
Office 2010 | 2015/10/13 | 2020/10/13 |
Office 2010は、2020/10/13で延長サポートが終了します。また、Office 2016 for Macも延長サポートがないので、2020/10/13でサポート終了となります。
Office 2016はメインストリームサポート期限が2020/10/13となっています。
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サポートの期限が切れるとどうなるの?影響は?
では、サポート期限が切れると、どのような影響があるのでしょうか?
メインストリームサポートの期限が切れると、Officeで新しく追加される機能が使えなくなります。つまり、取引先と資料のやり取りをする際に、相手から送付されてきた資料の内容が確認できない、というようなケースが起こりえます。
また、延長サポートの期限が切れると、セキュリティのアップデートがされなくなるため、ウイルス感染や情報漏洩などのリスクが高まり、危険です。
遅くても延長サポートが切れる前に、新しいOfficeへ移行しましょう。
新しいOfficeへの移行方法
新しいOfficeへの移行方法は、2種類あります。
1つは、最新バージョンのOfficeの永続ライセンスを購入すること。もう1つは、月額定額制のサブスクリプションサービス「Microsoft 365」を利用することです。
Microsoftでは、現在も永続ライセンスを販売はしていますが、Microsoft 365の利用を積極的にすすめています。
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Microsoft 365をオススメする理由
金額だけ比較すると、永続ライセンスの方がおトクに見えますが、Microsoft 365には以下のメリットがあります。
・常に最新バージョンが使えてセキュリティも安心
・サポート期限という概念がない
・様々なアプリケーションが使える
・iOSやAndroidにも対応
・1ライセンスで15台まで利用可能
・管理者画面でライセンス管理できる
つまり、毎月定額料金を支払っていれば、セキュリティ面も安心して充実したサービスを利用できるということですね。
Office最新バージョンへの移行を検討されている方は、ぜひMicrosoft 365をご検討ください。
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