Adobeの画像編集ソフトPhotoshopを使用する上で欠かせないのが「レイヤー」です。
レイヤーを活用すれば、画像に文字を入れたり、二つの写真を合成したり、色々なアレンジを加えられるようになります。

この記事ではレイヤーとはどんなモノなのかを解説して、簡単な使い方を紹介します。
※本記事では「Photoshop CC 2021」、「MacBook Air (M1, 2020) 」を利用しています。

Photoshopの「レイヤー」機能とは?

Photoshopの「レイヤー」がどういうものか説明するとき、イメージでよく例えられるのが「透明フィルム」です。画像の上に「色のついたフィルム」や「文字を書いたフィルム」を重ねていくことで、元の画像をいじらずに様々な効果を重ねることができます

レイヤーの基本的な操作方法

まずは、レイヤーの基本的な操作方法を解説します。

レイヤーを追加する方法

レイヤーを追加する方法は2つあります。

1つはメニューバーから追加する方法です。画面上部のレイヤーメニューから「新規」→「レイヤー」の順に選択すれば追加できます。

レイヤーメニューからレイヤーを追加する方法①

作成確認画面が出るので「OK」をクリック。

レイヤーメニューからレイヤーを追加する方法②

レイヤーが追加されました。

レイヤーメニューからレイヤーを追加する方法③

2つ目はパネルのアイコンをクリックして追加する方法です。
レイヤータブの右下にある「+」アイコンをクリックして追加します。

パネルからレイヤーを追加する方法

レイヤーを削除する方法

削除方法は3つあります。

1つ目は、メニューバーからレイヤーを削除する方法です。メニューバーの「レイヤー」で「削除」を選択します。

メニューバーからレイヤーを削除する方法

次に、パネルからレイヤーを削除する方法です。
パネルのレイヤータブ右下にある「ゴミ箱」アイコンに、削除したいレイヤーをマウスでドラッグします。

パネルからレイヤーを削除する方法①

削除したい「レイヤー」を右クリックして、削除することもできます。

パネルからレイヤーを削除する方法②

削除する際に確認ダイアログが出てくるので「はい」を押せば、レイヤーは削除されます。

パネルからレイヤーを削除する方法③

レイヤーを非表示にする方法

また、特定のレイヤーだけを非表示にすることもできます。

その場合、レイヤーごとに表示されている目のアイコンをクリックしましょう。選択したレイヤーだけ非表示にできます。

レイヤーを非表示にする方法

たとえば、以下の画像で「オススメ」と吹き出しに書いてある文字だけ表示させたくない場合、「オススメ」と書いてあるレイヤーの目のアイコンをクリックします。

レイヤー非表示の例

そうすると、「オススメ」という文字だけ消えました。

レイヤー非表示の例

レイヤーをロックする方法

最後にレイヤーをロックする方法です。
ロック状態にすると、レイヤーへの編集ができなくなります。間違ってレイヤーを削除したり、変更したくない場合に使います。

こちらもメニューとアイコンから操作可能です。
メニューから行う場合、レイヤーメニューから「レイヤーをロック」を選択します。

メニューからレイヤーをロックする方法

もしくは画面右下にあるパネルで、ロックしたいレイヤーを選択した状態で、「鍵」アイコンをクリックします。

パネルからレイヤーをロックする方法

こうするとレイヤーにロックがかかり、編集や削除ができなくなります。

レイヤーにロックがかかった状態

基本的な「レイヤー」の種類

ここからは、よく使われるレイヤーの解説をしてきます。
レイヤーの種類は様々ですが、よく使われる基本的なレイヤーは以下の6つです。

背景レイヤー

編集時に一番下に配置されます。他のレイヤーと順序を入れ替えたり、グループ化もできない、特殊なレイヤーです。
油絵に例えていえば、一番下のキャンバスのようなもの。アプリを開いて画像を読み込むと、自動で「背景レイヤー」になります。画像を編集するときに必ず出てくるレイヤーです。

背景レイヤー

通常のレイヤー

「新規レイヤーを作成」ボタンを押すと追加されるレイヤーです。メニュー上には「レイヤー1」「レイヤー2」と表示されます。ユーザ自身でアレンジできるレイヤーです。

塗りつぶしレイヤー

特定の色で塗りつぶされたレイヤーです。画像に色味をつけたいときに利用します。

塗りつぶしレイヤー

テキストレイヤー

テキストを扱うレイヤーです。画像にテキストを挿入すると自動で「テキストレイヤー」になります。

テキストレイヤー

シェイプレイヤー

図形を扱うレイヤーです。シェイプメニューから図形を追加すると「シェイプレイヤー」になります。

シェイプレイヤー

調整レイヤー

画像の補正をするためのレイヤーです。明るさ・コントラストや、トーンカーブなどで色調補正をする際に使われます。

調整レイヤー

レイヤーの基本的な使い方

画像編集は、基本的にレイヤーを追加して行います。ちなみ以下の画像は、記事のバナー用に作ったモノです。

一つの画像に見えますが、以下のレイヤーに分かれています。

  • 「風景」=背景レイヤー
  • 「秋葉原人気ショップ案内」=テキストレイヤー
  • 「白のテキスト背景」=通常のレイヤー
  • 「吹き出し」=シェイプレイヤー

レイヤー説明用の画像

この記事では、この画像を例にして、基本的なレイヤーの使い方について紹介します。

編集したい画像を開く

ファイルメニューから編集したい画像を開きます。

編集したい画像を開く

開いた画像が「背景レイヤー」になっていることを確認します。

開いた画像が背景レイヤーになっていることを確認

「テキストレイヤー」を使って文字を追加する

背景画像に文字を追加してみます。文字を追加するには、「テキストレイヤー」を作ります。

画面左にあるツールパネルからテキストツールを選んで、画像の上でマウスをクリックしてください。文字を入力すると、自動的にレイヤーウィンドウに「テキストレイヤー」が追加されます。

テキストツールを使って文字を入力

画像に文字を書き込んでいるように見えますが、実際には「文字のレイヤー」を重ねているだけです。

文字入力すると自動でテキストレイヤーになる

「レイヤー効果」を使って文字に装飾を加えてみる

「レイヤー」には「レイヤー効果」という設定があります。これはレイヤーに色々な効果を加えることができるもの。「テキストレイヤー」では、文字の色を変えたり、文字のフチに色をつけることが可能です。

装飾したいテキストレイヤーを右クリックして、設定を行います。

レイヤー効果の設定方法①

レイヤー効果の設定方法②

テキストの縁取りができました。

「レイヤー効果」を使って文字に装飾を加えてみた画像

「通常のレイヤー」を使って文字枠を作る

文字に背景枠をつけてみます。まず「通常のレイヤー」を追加します。

レイヤーを追加

ボタンを押すと「レイヤー1」という名前で追加されます。レイヤーをダブルクリックをすると好きな名前に変更可能です。

レイヤーの名称変更方法

ちなみに文字の背景枠は、「長方形選択ツール」で作成します。

長方形ツールの選択

「長方形選択ツール」で枠の範囲を指定したら、右クリックして「塗りつぶし」を選択します。

「長方形選択ツール」で範囲を指定し、右クリックで「塗りつぶし」を選択

塗りつぶしメニューで色や不透明度などを指定します。

塗りつぶしメニューで色や不透明度などを指定

こうすることで文字の背景枠を「通常のレイヤー」で作ることができました。

文字の背景枠を「通常のレイヤー」で作った画像

「シェイプレイヤー」を使って吹き出しを加える

さらに「吹き出し」を追加してみます。「シェイプレイヤー」では様々な図形、模様、アイコンを使うことができます。

シェイプレイヤーの使い方①

まずは「レイヤー」を追加します。そして、左側のメニューから「カスタムシェイプツール」を選択します。

シェイプレイヤーの使い方②

画面上のメニューバーにある「シェイプ」から、使用したい図形を選びます。

シェイプレイヤーの使い方③

選んだ後は画面上でマウスをクリックして、図形の大きさを指定します。

シェイプレイヤーの使い方④

ちなみに色を変えたい場合は、右側のパネルで好みの色を選べます。

シェイプレイヤーの使い方⑤

シェイプに「吹き出し」がない場合の対応方法

ちなみに「Photoshop 2021」では、「吹き出し」はデフォルトで表示されません。
追加するには「ウィンドウ」メニューから「シェイプ」を選択して、シェイプのメニューから「従来のシェイプとその他」を選びます。

シェイプに「吹き出し」がない場合の対応方法①

シェイプに「吹き出し」がない場合の対応方法②

これでシェイプの中に吹き出しなどが追加されます。
あとはレイヤー上で吹き出しを作成、テキストレイヤーを追加してコメントを書けば完了です。

吹き出しを追加した画像

「レイヤー」は画像編集を楽にしてくれる便利機能!

レイヤーがなくても同じ画像は作れますが、レイヤーを使うと、後で編集したり、修正する作業がとても楽になります。

全部作った後に「吹き出しは無し」「文字の色も変えたい」となっても「レイヤー」を削除したり、文字レイヤーの色の設定を変えるだけでOKです。

レイヤー設定を変えるだけで、画像の見た目をすぐに変更できる

レイヤーを使いこなせるようになると、画像編集がとても楽になります。今回紹介した機能の他にもいろんなことができるので、この機会にぜひ触ってみてください。