電車やバスの中、駅のホームなどでビジネススーツを着た人がスマホを片手に文章を書いている姿を見かけます。総務省によると、2018年度のスマホの所有率は64.7%で、携帯電話・PHS所有者の割合(26.3%)よりも38.4ポイント高くなっており、所有者が増えています。

一方、スマホの紛失や盗難も増えています。会社用スマホの紛失・盗難は、企業の損失に直結します。カスペルスキーの調査では、1カ月間で約2万3,000台のAndroid端末が紛失・盗難されており、今後も細心の注意が必要です。

今回は、会社スマホの紛失で起こることや、一般的な対策と問題点、根本的な対策などをお伝えします。

失われる3つのものとは?

会社スマホには業務に必要なさまざまな情報が保存されています。もし紛失してしまうと、悪意のある第三者によって、社内システムなどが遠隔操作されてしまったり、情報が抜かれてしまったりする危険性があります。そして、以下の3つのものが失われてしまうかもしれません。

1.お客様からの信頼

1つ目はお客様からの信頼です。お客様は、会社を信用して商品を買っています。信頼はある日突然生まれるものではなく、お客様かとの関係構築の積み重ねて作られるものです。信頼を築くには、時間がかかります。

スマホを紛失すると、お客様の個人情報が漏れてしまう可能性があります。お客様の情報が外部に漏れてしまうと、不正利用など悪用されてしまうリスクが高く、長い時間をかけて築き上げた信頼も一気に失います。

2.ブランドイメージ

2つ目はブランドイメージです。スマホが紛失し、それが情報漏えいにまでつながると、これまで築いてきたブランドイメージが損なわれるうえに、悪いイメージも付いてしまいます。ひとたびニュースで「この企業から外部に情報が漏れた」と報道されると、その後のブランドイメージは、「情報が漏えいした例の会社」といったものになるでしょう。

3.社会的信用

最後は、社会的信用です。会社スマホを紛失した場合、その人の信用が一気に失われ、職場で厳しい立場に置かれるだけでなく、その他の職業に就くこともままならなくなる可能性があります。紛失した人の社会人生活そのものが危うくなるのです。

会社スマホが遠隔操作で悪用されると、どんなことが行われるのか?

紛失した会社スマホは、高い確率で悪質な遠隔操作でパスワードが不正取得され、以下のような機密情報が危険にさらされます。

  • 自社が保有している顧客情報
  • 自社製品の機密情報
  • 顧客と行ったミーティングの内容
  • これまでの業務内容に関する情報

モバイル端末の場合、「悪質な遠隔操作についての対策」にはピンとこない人が多いのが現状です。そこで、次に遠隔操作に対して一般的にはどのような対策が行われているのかを紹介します。

スマホでの悪質な遠隔操作を防止する一般的な対策と問題点

スマホでの遠隔操作に対しては、以下のような対策が取られています。

パソコンからスマホをロック及びスマホ内のデータ削除

スマホでの遠隔操作を防止するための対策は、パソコンからスマホにロックをかけ、スマホ内のデータを削除するという方法で行います。基本的に盗難時には相手に見せない、使わせないという考え方です。スマホは内部の情報をすべて削除すると、ただの箱同然になり価値がなくなります。

しかし、これには以下の問題点があります。

  • 問題点1. スマホをロックする方法を知らない人がいる

    1つ目の問題点は、紛失時にパソコン経由でスマホをロックする方法を知らない人がいることです。機種変更するときにも紛失時についての説明はなく、企業の教育でも万が一スマホを紛失したらどうするかといったことを特に教えない場合が多いでしょう。仕事でスマホが使われ始めたのは最近なので、紛失したらどうすればいいのかまでは分からない人が多いのが現状です。

  • 問題点2. AndroidとiPhoneではロックする際アクセスするサイトが異なる

    2つ目の問題は、スマホの端末によってパソコン経由でロックする際に、アクセスするサイトが異なることです。よって、データ削除の場合でも端末によってアクセスするサイトが異なります。

    日本のモバイル端末は、OSがAndroidのものとiOSのiPhoneとに分かれます。AndroidはAndroid用に指定されたURL、iPhoneではiPhone用の指定されたURLにアクセスしないと対策が行えません。企業内でAndroidとiPhoneのどちらを使うか決めていれば問題ありませんが、バラバラの場合はすぐに対策ができません。その間にも悪意のある第三者にデータが持っていかれる可能性があります。

    これらのケースを想定して、さまざまな企業がスマホの紛失時の対策ができるサービスを用意しています。数あるサービスのなかから今回は「ビッグローブのOptimal Biz」について紹介します。

一般的な対策の問題点を根本的に解決できるOptimal Biz

スマホのロックができることを知らなかったり、端末によってはロックするURLが違っていたりという問題点を解決するために、「Optimal Biz」が誕生しました。ここではOptimal Bizの特徴と、モバイル端末管理にもたらす可能性を見ていきます。

Optimal Bizの特徴

Optimal Bizの大きな特徴は2点あります。

  • 万が一のときはAndroid、iPhoneを問わずスマホのロック及びデータ消去可能

    Optimal Bizを導入すれば、既存の遠隔操作防止方法を知らなくても問題ありません。操作が苦手でも、Android、iPhoneを問わず、安全にスマホのロック及びデータ消去が行えます。

  • 紛失したときにはスマホの位置情報から割り出し可能

    2つ目の特徴は、紛失時にOptimal Biz側からスマホの位置情報が分かることです。設定でスマホの位置情報がONになっていることが前提ですが、スマホの位置情報が示されればどこに置き忘れたかが瞬時に分かります。第三者によって持ち出されても現在地の割り出しが可能です。

Optimal Bizがもたらす可能性

Optimal Bizは、上記の特徴により、さらなる可能性が広がります。

  • 導入だけで日常的な端末の管理から万が一の事態まで備えられる

    1つ目の可能性は、導入だけで日常的な端末の管理から万が一の事態まで備えられることです。社員のスマホの一元管理が容易になり、紛失時は管理画面から分かります。もちろん24時間監視なので、対策を行う必要がある場合を逃しません。

  • 情報漏えいのリスクを最低限に抑える

    2つ目の可能性は、情報漏えいのリスクを最低限に抑えられることです。スマホをロックするにはどうすればいいのか、と考えている間にも情報は盗まれます。Optimal Bizはそうなる前に素早くスマホの不正アクセスから安全を守ることができます。

企業ブランドイメージを損わないために、情報漏えい対策を

現代社会においてスマホ利用率は非常に高くなっており、ビジネスシーンにおいても同様です。スマホでも多くの企業データを持ち運べるため、盗難や情報漏えいによって企業ブランドが損われてしまう危険性も常につきまといます。

そのような事態にならないためにも、一刻も早くスマホのセキュリティ対策を行う必要があるでしょう。

※本記事内の情報は2020年1月9日現在のものです。

Optimal Biz