「パソコンに入っている大事なファイルをうっかり削除してしまった!」という経験はないでしょうか。1日かけて作った大事なドキュメント、想い出の写真などを気づかないうちに消しまった……となると、すごく焦ってしまいますよね。

しかし、Windows10には、救済策があります。この記事では救済策として「うっかりファイルを削除してしまった場合の復元方法」を紹介します。
※この記事ではWindows10 Home(20H2)を使用しています。

削除した直後なら「ごみ箱を元に戻す」で復元

まず最初に試したいのが「ごみ箱を元に戻す」です。

Windowsではファイルを削除した直後(初期設定では30日以内)は、ごみ箱フォルダーに移動されます。その期間「ごみ箱を空にする」という作業をしていなければ復元が可能です。

以下の3ステップで復元できます。

  1. ごみ箱アイコンをクリック
  2. 「ごみ箱ツール」を選択
  3. ごみ箱の画面上にある「選択した項目を元に戻す」をクリック

これで、間違って削除してしまったファイルが元あったフォルダーに復活します。

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Windows10の「ファイル履歴」を有効にしておく

問題は、すでにごみ箱にはないときです。「ごみ箱を元に戻す」をしても復元しません。

この場合は「ファイル履歴」から復元できる可能性があります。

ちなみに「ファイル履歴」は、一定時間ごとに個人用フォルダー(マイドキュメント、デスクトップ、ダウンロードなど)を自動バックアップしてくれる機能です。

この機能を有効にしておけば、ファイルを削除する前の状態に戻せます。さらに間違ってファイルを上書きしてしまった場合にも有効です。ただし、この機能を使う場合には外付けハードディスクが必要です。

この機能は、初期設定でONになっていません。「ファイル履歴」を使うには、有効にしておく必要があります。

Windows10の「設定」から「更新とセキュリティ」を選択、「バックアップ」メニューに表示されている「その他のオプション」を選びます。

バックアップオプションの画面に移ったら、ドライブの追加ボタンがあるので、そこから外付けハードディスク(Cドライブ)などを指定します。

次に、以下を決めていきます。

  1. ファイルのバックアップの実行(バックアップのタイミング)
  2. バックアップを保持(ファイルの保持期間)
  3. バックアップ対象のフォルダー
  4. 除外するフォルダー(3のフォルダー内で除外するモノ)

これはどういったタイミングでどのくらいの期間、ファイルをバックアップするかの設定です。

初期設定だと、タイミングは1時間、ファイルの保持期間は無制限となっています。ここは目的や好みに応じて決めましょう。

ちなみに「バックアップ対象のフォルダー」の「+」ボタンをクリックして、対象を追加できます。

フォルダーアイコンをクリックしたら出てくる「取り出し」をクリックすると、対象から外せるようになっています。

バックアップしておきたい対象のフォルダーを選びましょう。

設定ができたら「今すぐバックアップ」で試しにバックアップしてみます。

バックアップが終わると、復元ができるようになっています。

バックアップオプション画面を下にスクロールして、関連設定の「現在のバックアップからファイルを復元」をクリック。

バックアップされたファイル一覧が出てくるので、復元したいフォルダーを選んで復元ボタンをクリック。

これでごみ箱を空にしてしまったときでも、ファイルの復元ができるようになりました。

なお、復元している最中、ファイルの上書きを聞かれたときは「ファイルは置き換えずスキップする」を選ぶのがオススメです。上書きしてしまうと、復元したくない最新のファイルまで古い日付の物になってしまうからです。

 

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最後の手段は「Windows File Recovery」

最後に「ごみ箱にはすでにない」「ファイル履歴も有効にしていない」という時に試したいのが、「Windows File Recovery」です。

これはドライブごとスキャンして、特定のファイルを復元するMicrosoftの公式ツールです。ハードディスクに情報が残っていれば、ファイルを復活してくれます。標準では搭載されていないので、プログラムを「Microsoftストア」からダウンロードします。

このツールは「コマンドプロンプト」で動作します。ツールバーの検索アイコンをクリックして、入力欄に「cmd」と入力しましょう。

コマンドプロンプトのメニューが表示されるので「管理者として実行」を選択し、コマンドプロンプトを起動します。

起動したらコマンドを入力します。

基本的には、「winfr 復元するドライブ: 保存先のドライブ:」となります。

例えば、「winfr c: d:」と入力した場合、「Cドライブ全体を復元して、Dドライブに保存」されます。ただ、これではドライブ全体が復元されてしまいます。

加えて後ろに、「/n *.ファイルの拡張子」と入力します。こうすることで特定の拡張子のファイルのみ復元することができます。

例えば、CドライブのエクセルファイルをDドライブに復元するのなら、「winfr c: d: /n *.xlsx」と入力すればOKです。

あとは、プログラムが起動するので「Continue?(y/n)」と聞かれたら、「Y」キーを押します。

復元対象があると「View recovered files?(y/n)」と聞かれるので、「Y」キーを押しましょう。

処理が終わると、保存先ドライブに実行日付のフォルダーができているので、復元できたかファイルをチェックします。

うっかり削除の対策にぜひ!

どの対策も100%の保証はありませんが、覚えておくといざという時に安心です。ファイルを削除してしまう前に事前に準備できるものは、是非試してみてください。

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