個人で複数のPCを使っている場合、ファイルのやり取りはクラウドやメモリを使ってもできますが、より手軽でスピーディーなのがWindowsの「共有フォルダ」機能です。

この機能を使うと、別のパソコンにあるフォルダに直接アクセスが可能になります。本記事では、覚えておくと便利な「共有フォルダ」の仕組みと使い方を紹介します。

「共有フォルダ」機能とは?

Windows10には「共有フォルダ」という仕組みがあります。これは他のパソコンにあるフォルダにアクセスできるようにする機能のことです。同じルータのLANやWi-Fiにつながっているパソコン同士で使うことができます。

共有フォルダのイメージ

「共有フォルダ」を使うメリットは、なんといっても手軽なところ。手元のパソコンにあるフォルダを操作するのと同じ感覚で、他のパソコンにあるデータを操作できます。わざわざクラウドストレージに入れたり、USBメモリにデータを移すといった作業が必要なくなります。

「共有フォルダ」の設定方法

共有フォルダを設定するには、以下のパソコンそれぞれで作業が必要です。

①共有フォルダを作りたいパソコン
②共有フォルダにアクセスしたいパソコン

設定方法を順番に説明していきます。
※OSのバージョン等により、一部画面や操作が異なる場合があります。

「共有フォルダ」を作りたいパソコンの設定

まずは「共有フォルダ」を作りたいパソコンから設定を行います。

共有フォルダを作る

最初に、データを共有するためのフォルダを新しく作りましょう。フォルダを作る場所は、「マイドキュメント」や「Dドライブ」など、いつも使っているところで大丈夫です。

フォルダ名は、他のパソコンからのアクセスを許可していることがわかるものにするのがオススメです。

「マイドキュメント」に共有用フォルダを新規作成

共有設定

フォルダを作ったら、他のパソコンからアクセスできるように「共有」の設定を行います。
フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択してください。

プロパティから共有設定

プロパティ画面が出てくるので「共有タブ」を選択、真ん中あたりにある「共有」ボタンをクリックしてください。

共有フォルダのプロパティで「共有」ボタンをクリック

共有する相手の選択画面になるので「Everyone」を選択します。

共有相手を選択

これは「同じLANかWi-Fiにつながっている」パソコンであれば誰でもアクセスできるという設定です。

ここでユーザーを限定することもできますが、その場合は設定も複雑になります。同じルータ下に別のパソコンがなければ、データをのぞき見されることありません。セキュリティ的にも問題はないので、まずは「Everyone」にしておきましょう。

「Everyone」を選んだら、「追加」ボタンを押します。

「追加」ボタンをクリック

追加ボタンを押したら「アクセス許可のレベル」を変更します。
標準では「読み取り」になっています。この状態だと他のパソコンからはファイルを開くことしかできません。このフォルダでファイルを上書き保存したり、ファイルを配置できるようにするため「読み取り/書き込み」を選択します。

共有相手の権限を選択

選択したら「共有」ボタンを押してください。そのあとに「ユーザーのフォルダは共有されています。」の画面が表示されればOK。
これで「共有フォルダ」を作りたいパソコンの設定は完了しました。

共有フォルダができたことを確認

共有フォルダにアクセスしたいパソコンの設定

次に「共有フォルダ」にアクセスしたいパソコンの設定です。

まず最初に、先ほど共有フォルダを作成したパソコンと同じLANかWi-Fiでつながっていることを確認しましょう。

そして「エクスプローラー」を開き、左側メニューにある「ネットワーク」をクリックします。

クリックすると、上部に警告がでてきます。この警告(黄色)の部分をクリックしてください。

ネットワークの警告(黄色)の部分をクリック

「ネットワーク探索とファイル共有の有効化(T) 」をクリックします。

「ネットワーク探索とファイル共有の有効化(T) 」をクリック

ネットワーク探索を有効にする

ウィンドウの上に警告が出てくるので、クリックして「ネットワーク探索」の設定画面を開きます。接続先を「プライベートネットワーク」か「パブリックネットワーク」か聞かれますが、「いいえ、接続しているネットワークをプライベートネットワークにします」を選択してください。

ここで「はい」を選ぶと、同じWi-Fiにあるパソコンにアクセスできなくなるので注意です。

「いいえ、接続しているネットワークをプライベートネットワークにします」を選択

これで設定は完了です。

エクスプローラーでネットワークを押すと「コンピュータ」が出現し、フォルダを共有した「パソコン名」が表示されるはず。

あとはアイコンをダブルクリックすれば、フォルダにアクセスできます。

フォルダを共有した「パソコン名」が表示される

共有フォルダにアクセスしてみる

共有フォルダにアクセスできたら、試しにファイルを開いたりコピーしてみてください。
ふたつのパソコンでファイルがリアルタイムで変化する様子を確認できます。

複数台のパソコンで手軽にファイル共有するのにオススメ

このように、共有フォルダを設定しておけば、複数のパソコンを使っていても、ひとつのパソコンでデータを扱っているような使い方ができます。

とはいえ、共有設定を「Everyone」 で有効にしていると、同じWi-Fiを使っている人がフォルダにアクセスする可能性があるので、セキュリティに注意が必要です。特定の人とのみ共有したい場合は、共有するユーザーを指定してください。

手軽でスピーディー、データ移動の時短にもつながりますので、ぜひ活用してみてください!