新型コロナウイルスの影響により、営業自粛や時短営業、店舗への入場者数制限などが余儀なくされています。そんな中、リアル店舗以外にもネットショップを活用して商品やサービスを販売する事業者が増えています。
一方で、「ネットショップを作るには専門知識が必要なのでは?」「プロに依頼してもそれなりに費用がかかるのでは?」と考えている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実はネットショップの運用はさほど難しくありません。ホームページのように手軽にネットショップを作成できるサービスもあり、専門知識も不要。個人店でも簡単にECサイトを立ち上げることができます。
そこで今回は「ネットショップの作り方」の一例として、BIGLOBEの「Feather cloud」を使った方法を紹介。ホームページ作成サービスであるFeather cloudで、どのようにECサイトを作るのか。実際の手順とあわせてご説明します。
「Feather cloud」とは
「Feather cloud」は、BIGLOBEが提供するホームページ作成サービス。
豊富なテンプレートから気に入ったデザインを選び、文字や画像を変えるだけで、簡単にホームページを作れるサービスです。シンプルかつ感覚的な操作でカスタマイズできるため、HTMLやCSSなどの専門知識はいりません。
テンプレートの数は、200以上。企業のコーポレートサイト、法律・会計事務所、飲食店、美容サロンなど、具体的な用途を想定したデザインが用意されており、自分の店舗に合ったテンプレートを見つけやすいという特徴があります。
さらにはスマートフォンサイトにも対応しており、MAPやSNSとの連携も簡単。オプションとして独自ドメインを設定できるほか、セキュリティ対策や初期制作代行など、痒いところに手が届くサービスです。
Feather cloudならECサイトも作れる!
Feather cloudには、ECサイト用のテンプレートもあります。
商品数の多いオンラインショップを想定して、ジャンルやカテゴリー別に複数の商品を並べて表示することが可能。「新商品」「セール」「定番」といった形で設定してもいいですね。
もちろんデザインだけではなく、ネットショップとしてのシステムも兼ね備えています。ショッピングカート機能を使えばおなじみのネットショップと同様に、自分のホームページ上で商品を販売できます。
お客さんは商品をカートに入れたら、住所と支払い情報を入力。注文を確定すると確認メールが届き、サイト運営者側にも同様にメールが届きます。発送作業は自分で行う必要がありますが、簡単な設定でネット上に「お店」を作れるわけです。
実際にFeather cloudでECサイトを作ってみよう
では、どのくらい簡単にECサイトを作れるのでしょうか。
ここからは実際にFeather cloudの画面を参照しながら、テンプレートとショッピングカートの設定方法まで、順を追って確認していきましょう。
① ログインしてサイトの作成方法を選ぶ
まずは、会員登録してログイン。コントロールパネルから「サイトを編集する」を選択して、ホームページを新たに作成します。
続いて、サイトの作成方法を選択。
初心者におすすめなのは「目的に合わせて自動作成」ですが、今回はECサイトの設定もするため、「テンプレートから作成」を選びます。HTMLやCSSの知識がある人は「自由に作成」からどうぞ。
② ECサイト向けのテンプレートを選ぶ
テンプレートの一覧が表示されます。今回はECサイトを作りたいので、左のカテゴリーから「オンラインショップ」を選択。お店の種類や、自分の好みに合ったデザインを探しましょう。
ここでは、「+81 Cheese」を選びます。
「オンラインショップを運営する個人事業主を想定したテンプレート」と書かれているように、用途が具体的でわかりやすいのは嬉しいポイントですね。テーマカラーもこの画面で選べますので、決めたら「サイトを作成」をクリックします。
③ 編集モードを選ぶ
少し待つとサイトが作成され、編集モードを選ぶポップアップが表示されました。
初心者におすすめなのは、直感的な操作で編集ができる「スマートモード(簡易)」。自由にレイアウトを変更しつつ細部までカスタマイズしたい人は、「エディタモード(標準)」を選びましょう。今回は「スマートモード」を選択します。
これで初期設定は完了です。
④ カスタマイズする
設定が終わったら、「自分のお店のホームページ」としてデザインやコンテンツを編集していきます。左に表示されているページの一覧から編集したいページを選択して、順にカスタマイズしていきましょう。
たとえば、このテンプレートで「商品詳細ページ」を見ると、チーズ画像とテンプレート文章が便宜的に挿入されています。これらを自分のお店の商品に変更し、必要に応じて情報を付け加えていきましょう。
編集はエリア・ブロック単位で行われ、ページ上の「ページ編集」をクリックすると、テキストや画像を差し替えることができます。ブロックのサイズを変更したり上下左右に並び替えたりするときも、こちらの画面で行います。
また、もうひとつの「デザイン編集」の画面では、フォントの装飾やレイアウトを変更・調整できます。最初はどこで何を変更するのか少しわかりにくいかもしれませんので、サポートサイトを参照しながら編集するといいでしょう。
ショッピングカートを設定しよう
ECサイトに欠かせないのが、ショッピングカート機能の設定です。この設定はページ編集の画面ではなく、コントロールパネルの「各種設定」から行います。
設定画面から「ショッピングカート」を選択します。
「新規にショップを開設」ボタンをクリック。
「ショップコード」他、必要な項目を入力します。
ショッピングカート機能のダッシュボードが表示されれば、初期設定は完了です。
引き続き「ショップ情報」「支払い方法」「送料・特記事項」などのショップ設定を行い、「商品の新規登録」から販売する商品やサービスを追加。ホームページ側の商品と紐づけることで、ECサイトとして商品を販売できるようになります。
より詳しい手順や設定方法を確認したい方は、サポートサイトの「オンラインショップ」カテゴリーをご覧になってください。
まとめ
筆者自身、当初は「ネットショップを作るのは難しそう……」というイメージを持っていたため、こうして実際に作成してみると想像以上に簡単で驚きました。ホームページ作成の経験はあるのですが、ECサイトは初めてでしたので……。
もちろん、本記事でご紹介したのはあくまでも初期設定の部分に過ぎませんし、商品をひとつひとつ登録して管理するのは大変だと思います。しかし、具体的な方法や流れについてはサポートサイトで説明されていますので、作成・管理する上で悩むことはきっと少ないはずです。
ECサイトも作れる「Feather cloud」は有料サービスですが、最初の2カ月はお試し期間として無料で利用できます。ホームページ制作の選択肢のひとつとして、まずは試しに使ってみてはいかがでしょうか。
下記記事ではFeather cloudを使うメリットなどもまとめていますので、興味のある方はあわせてご覧ください。
「Feather cloud」の使い心地は?実際に使ってみてオススメしたいポイント紹介