温泉湧出量日本一ならではの湯治ワーケーション

心身ともにリラックスしながら仕事ができて、地域の人たちとの交流も楽しむことができるなんて、最高だと思いませんか?

温泉湧出量が日本でナンバーワンの大分県別府市は、温泉地ならではのワーケーション「湯治ワーケーション」にオススメです。
※ワーケーションとは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた、新しい働き方です。リモートワークの普及が加速したした今だからこそ、リゾート地や温泉地を訪れて心と体を癒しながら「ワーケーション」をする人も増えています。

BIGLOBEでは、「温泉地で働き、温泉で癒やす、新しい働き方」として「ONSEN WORK」を提唱しています。その特徴は、「温泉で心身ともに健康になれる」「3密回避で旅行も楽しむことができる」「温泉地で仕事に集中でき、なおかつチームでの絆も深まる」などなど、なんだか良いことづくし…?

そこで今回は、4月に大分県別府市で行われた企業参加型の湯治ワーケーション実証実験の様子を、参加者のレポートとともにお送りします!

気軽に「温泉時間」を挟むことができる街、鉄輪(かんなわ)

今回、実証実験の場に選ばれたのは大分県別府市にある、鉄輪(かんなわ)温泉。鉄輪には、種類豊富な温泉が街のあちこちで湧いており、昔ながらの湯治宿も多く残っています。そして、そこに住む人たちの暮らしに温泉が根付いている場所です。そんな鉄輪だからこそ、仕事の前や合間に、気軽に温泉時間を過ごすことができるのです。

鉄輪温泉の向こう側に広がる別府湾と高崎山
<鉄輪温泉の向こう側には、別府湾と高崎山も広がっています>

街中にはあちこちで湯けむりが
<あちらこちらで湯けむりが立ち込めている街です>

湯治ワーケーションの効果を検証!

今回は、3泊4日の湯治ワーケーションの効果を検証するために、初日と最終日に心身・健康・生産性の前後結果を図る、ヘルスチェック&内田クレペリン検査を行いました。

血管年齢を計測
<指先に専用装置を付けて血管年齢を計測>

ヘルスチェックでは、唾液アミラーゼでのストレスチェック、血圧、心拍、血管年齢、最大二歩幅、前屈の身体的テストを実施し、東京からの到着時における心身の状態をそれぞれが把握。

体の柔軟性もチェック
<普段は意識しない体の柔軟性も、この機会にチェック>

多くの方々がストレス数値が高く、また身体的な柔軟性にも欠けており、血圧、心拍が高い参加者もいました。まるで、在宅勤務やデスクワーク中心の皆さんの心身を表しているよう。中にはご自身のストレス値を見て驚かれていた方もいらっしゃいました。これらの数値が、最終日にどう変わっているか気になりますね。

また、制限時間内にシンプルな計算作業を繰り返し、能力や性格、行動面の特徴をチェックする内田クレペリン調査を行い、到着時におけるそれぞれの状態を確認。こちらも今後3泊4日の湯治ワーケーションを通して、作業効率が上がったかなど、どのような効果があるのか楽しみです。

「浴・動・交・食」からアプローチする湯治プログラム

今回の湯治ワーケーションには「湯治ワーケーションを通して従業員の知的生産性が向上するか検証する」というサブテーマがあり、「入浴」「運動」「交流」「食事」の4つの観点からプログラムが実施されました。いずれも、鉄輪の恵まれた温泉環境を活用した独自のプログラムとなっています。その4つのプログラムを詳しくご紹介します。

「浴・動・交・食」からアプローチする湯治プログラムの内容

プログラムの全体スケジュール

「入浴」

「女子力UPのための最新入浴法」の著者であり、 健康開発財団の後藤康彰医学博士は「温泉の入浴は正しいやり方を行うとさらに効果的になる」とおっしゃいます。今回は後藤医学博士に目的別に応じた入浴方法をレクチャーいただき、自分にあった入浴プログラムを組み立てる取組を行いました。そして、湯治ワーケーション中、鉄輪のあちらこちらにある温泉で参加者それぞれが実践しました。

「運動」

普段動かしにくい筋肉を動かせる「浮力と粘性を活用した温泉エクササイズ」や、「朝日とともに体を動かして体内時計をリセットするプログラム」です。また、心肺機能を強化する吹き矢プログラムと、体幹を鍛えるタオルストレッチも実践しました。

「交流」

「鉄輪ツアー」と「50度洗い教室」を実施。「鉄輪ツアー」では、鉄輪温泉の歴史や、温泉が生活に組み込まれている様子、現地の人だから分かる隠れた魅力などを聞きながら、現地の方や参加者同士の交流を行いました。

また、野菜や肉を蘇らせる「50度洗い」のレクチャーを受けて、実際に参加者も実践。普通の水で洗う場合と、50度のお湯で洗う場合で、どう変わるのかを体験しました。

「食事」

2日目夜は、100度を超える温泉の蒸気を使った、鉄輪地獄蒸し体験。3日目夜は、温泉蒸気の低温スチームと50度洗いを使用した「脳を元気にする中華料理」をいただきました。

こちらの記事では、「入浴」と「運動」のプログラムについて、詳しく取り上げていきます。

「浴」張りこそ勝ち組 〜自分で組み立てる入浴プログラム実践〜

まずは、コロナ禍でデスクワークが増えた参加者にぴったりのプログラムを行いました。温泉が体に良いということはもうご存知のとおりですが、「入浴の仕方」を変えることで、自分の体により良いアプローチをすることができます。温泉内での呼吸法や姿勢を意識したり、自分自身に合った入浴プログラムを欲張りに実践しました。

温泉プールでエクササイズ
<軽やかな動きをする木元先生>

今回実施したのは、元気づくり支援研究会の木元雪絵さん、平松裕章さんによる「デスクワークで凝り固まる肩や腰を温泉運動でほぐすエクササイズ」です。温泉で満たされた屋外プールで、心地よい海風に吹かれながら、運動を行います。

温泉プールでエクササイズ
<普段は意識していない筋肉を伸ばすことで、身体も整っていきます>

温泉の中では、体に負荷をかけず、効果的に運動をすることができます。また、温熱効果も加わって、体幹を整え、こりをほぐし、身体の柔軟を促進することが期待できます。水中では、頭と背骨をまっすぐにしていないと下半身がついてこれないため、本来の正しい姿勢に戻してくれる作用もあるようです。パソコンで疲れた肩や背中も、温泉の中では、生き生きと自然の姿に戻っていくようでした。

参加者は、今回のプログラムで得たことをそれぞれの温泉時間に実践することになっています。どのような効果が出たか楽しみですね。

「動」呼気トレ・タオルストレッチ@柳屋広場

アイコーポレーション代表取締役の井上勝秀さんと、日本郵政の福嶋優介さんに「長息生活 Beauty Breathing」という健康・美容トレーニング器具を使用しながら、呼吸法のレクチャーをしていただきました。呼吸を整えることで、全身の免疫力をアップすることができ、また、ダイエット効果も期待できるとのこと。

呼気トレ・タオルストレッチ
<正しい呼吸をすることで、全身の免疫力アップが期待できます>

また、タオルストレッチでは、普段あまり使っていない体の筋肉を伸ばすことで、肩周りの柔軟性を高め、肩こりや猫背なども改善されます。

参加者の皆さんは思う存分に体を伸ばしていました。定期的にストレッチをしたり、普段の生活で呼吸を意識して整えていくことが大事になりそうです。

呼気トレ・タオルストレッチ
<タオルで行えるストレッチは、どこでも気軽に取り入れることができます>

「動」Sunrise 湯煙 walk

3日目の朝には、参加者の皆さんで早起きをして、鉄輪でエクササイズを行いました。こちらも、入浴プログラム同様、元気づくり支援研究会の木元雪絵さん、平松裕章さんにご指導いただきました。

早起きしてエクササイズ
<街の中にある広場で、密を避けながらエクササイズ>

朝日を浴びることで体内時計をリセットすることができ、1日を気持ちよく迎えることができます。また、日光を浴びると、私たちの脳内で「セロトニン」という物質が分泌されます。セロトニンは、幸せホルモンと呼ばれており、分泌されることで心の安定が保たれると言われています。頭の回転もよくなり、仕事への意欲が向上するのだそう。

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<朝から体を動かすことで、代謝も上がります>

実際に、筆者も参加しましたが、湯けむりに包まれた場所で朝日が昇ると同時に体を動かすことによって、自分自身の体と向き合う時間になりました。朝に少し体を動かすことで、心地良いスタートを切ることができ、1日を気持ちよく過ごすことができます。ワーケーションに限らず、普段の生活においても活かすことができそうです。

地域に根ざした人々との交流や刺激を受け、普段の仕事に活かしながら、心と体を整えることができるのは、温泉ワーケーションならではの良さでもあります。次回は、より鉄輪の魅力が感じられる「交流」「食事」のプログラムをご紹介いたします。

参加者のインタビュー

湯治ワーケーションの参加者にインタビューを行いました。こちらの記事では、日本郵政株式会社の増田さん、主催であるビッグローブ株式会社の芳賀さんにお話をお伺いしました。

日本郵政株式会社 増田尚文さん(宿泊事業部 専門役)
「鉄輪という街は、実際に来てみないとわからない良さがあり、一気に好きな場所になりました。様々なタイプの宿があるので、長い期間のワーケーションをしながら滞在するのにぴったりだと思います。また、普段のリモートワークで人とのコミュニケーションが恋しくなっているからこそ、地域に住む方々との繋がりを感じることができる鉄輪温泉では、温かい気持ちになることができました。」

日本郵政株式会社 増田尚文さん(宿泊事業部 専門役)

ビッグローブ株式会社 芳賀康平さん(社長室 室長)
「鉄輪温泉は、湯治ワーケーションに最適なエリアだと感じました。たくさんある共同浴場は無料で入れるものもあり、仕事の合間に源泉かけ流しの温泉が楽しめます。しんどい仕事のあとに熱めの温泉に入れば、すっきりシャッキリ気分転換にもなります。また、温泉情緒感じる街並みの中にコワーキングスペースがあったり、古民家カフェがあったり、企画型ショップがあったり、アトリエがあったりと、街さんぽをするだけでもインスピレーションが得られました。ぜひワーケーションで一度は訪れてほしい温泉街ですね。」

ビッグローブ株式会社 芳賀康平さん(社長室 室長)

温泉でワーケーションしよう ONSEN WORK

 

ライタープロフィール
橋本明音(はしもとあかね)

橋本明音(はしもとあかね)

群馬県出身。駆け出しの、プロデューサー兼ライター。自分が見て感じたものを、文章やデザインに落とし込むことが好き。趣味は、料理、畑、キャンプ、コーヒー、お酒。インドアもアウトドアも楽しめちゃう人。