さて、前回の浜脇&別府でのワーケーションに続いて、今回は「明礬」と「鉄輪」をご紹介します。

別府市内を一望できる絶景温泉多数の「明礬温泉」

別府八湯の中で最も標高の高いエリアに位置するのが明礬温泉。白濁色の温泉が魅力で、メタケイ酸を豊富に含んだ温泉は美肌の湯とも呼ばれています。別府駅からは少し離れたところに位置するため、移動手段の確保が必要です。

杜の湯リゾート(もりのゆ)

杜の湯リゾート:温泉

別府でのワーケーションに欠かせないのが温泉。杜の湯リゾートには、内湯の大浴場だけではなく、水着を着て入る「庭園風呂」があります。水着はレンタルできるので、入浴を希望する場合はフロントへ。豊富な種類のお風呂を堪能して、仕事の疲れをリフレッシュしましょう。

杜の湯リゾート:部屋から見える景色

部屋からは綺麗な景色が一望できます。山側の部屋からは、鶴見岳と伽藍岳が目の前に広がります。明礬温泉の湯けむりを眺めながら仕事ができる環境が特徴的。事前に作業用デスクと椅子をお願いすれば、当日までにお部屋に準備してもらえます。

杜の湯リゾート:温泉

中長期の滞在を希望する方向けに、有料のコインランドリーも用意されているので、荷物が少なく済むのも嬉しいですね。館内にはレストランもあるので、主な食事はそちらへ。併設しているコンビニもあるので、日用品などもそこで揃います。

◉施設情報
住所:〒874-0840 大分県別府市鶴見 照湯1413−13
TEL:0977-85-7000
設 備:Wi-Fiあり、電源あり、ランドリーあり(有料)
駐車場:あり(無料)

今も全国から湯治客が訪れる聖地「鉄輪温泉」

別府と聞いて、もくもくと湯けむりが立ち昇る景色を思い浮かべる人も多いはず。その景色が見られる場所こそ、ここ鉄輪温泉。湯治場として栄え、今でも現役の湯治宿が軒を連ねます。時代が変わり、現代の湯治を再定義する活動も活発に行われる鉄輪温泉の楽しみ方とは?

ひろみや TOJI STAY

ひろみや TOJI STAY

鉄輪温泉の名所「鉄輪 蒸し湯」の脇にある筋湯通りを下っていくと現れる「ひろみや」は、看板犬のラッシュが出迎えてくれる心安らぐゲストハウスです。地域の人も集う憩いの場になっており、ここでしか体験できない交流があるかもしれません。

ひろみや TOJI STAY

館内を奥に進んでいくと窓からは鉄輪の湯けむりがよく見えるスポットが。部屋での作業に疲れたら、ちょっと外に出て景色に癒されるのも良いですね。

ひろみや TOJI STAY:部屋の様子

お部屋には、作業用のデスクが準備してあります。湯治宿らしいシンプルな作りで、食事が必要な場合は共用のキッチンで調理可能。もしくは、温泉の蒸気を利用した地獄蒸しで調理するのもひろみやの楽しみ方の1つ。1時間500円で部屋と温泉が利用可能なデイユースプランもおすすめです。

◉施設情報
住所:〒874-0043 大分県別府市井田4組
TEL:0977-66-0628
設 備:Wi-Fiあり、電源あり、ランドリーあり(無料)、デイユース可(500円/時間)
駐車場:あり(無料)

旅館みゆき屋

旅館みゆき屋:部屋の様子

湯治宿として歴史のあるみゆき屋は、全室和室。ワーケーション需要の高まりに合わせて、作業用デスクと椅子も準備しています。和室の落ち着いた雰囲気の中で作業に集中できる環境に惹かれて、度々訪れる方もいるとか。

旅館みゆき屋:温泉

内湯と外湯は予約制の貸切なので、ゆっくり自分のペースで温泉を楽しむことができます。外湯の岩風呂は1人で入ってもちょうどいいサイズ。仕事の休憩に、心と身体をリフレッシュさせるにはもってこいです。

旅館みゆき屋:温泉

湯治の聖地である鉄輪温泉エリア。観光地のような特別感のある温泉ではなく、生活の中にある温泉という感覚が味わえるのはこのエリアならでは。せっかくここに来たのであれば、遠慮せず存分に温泉を楽しみましょう。

◉施設情報
住所:〒874-0042 大分県別府市鉄輪東6
TEL:0977-66-0360
設 備:Wi-Fiあり、電源あり、ランドリーあり(100円)
駐車場:あり(無料)

aside 満寿屋

aside 満寿屋

別府でワーケーションと聞くと、まず思い浮かぶのが鉄輪温泉。その中心となるのがコワーキングスペースのasideで、温泉に入りながら仕事をする「湯ワーキング」を提唱しています。asideの向かいには鉄輪すじ湯温泉があり、aside利用者は無料で入浴可能です。

aside 満寿屋:コワーキングスペース

施設内には、Wi-Fiや電源だけでなく、貸し出し用のディスプレイやコピー機もあります。利用料金は、2時間500円、1日以上は1,000円という価格設定も嬉しいですね。近隣には地元の食堂があるので、ランチタイムはそこで過ごす人も多いそうです。

aside 満寿屋:コワーキングスペース

この場所ならではの交流を楽しむのもワーケーションの醍醐味の一つ。平日は別府市内や大分市内から訪れる方が多いと言いますが、週末になると県外から訪れる方も多いそう。ここでしか出会えない人との会話も楽しんでみてください。

明礬&鉄輪エリアで現代の湯治を楽しむ

その昔、中長期で滞在しながら温泉で仕事の疲れを癒した湯治文化は、今も一部の温泉地に残っています。働き方も多様になり、働く場所さえ選べる時代になった今、そのあり方を再定義する動きが生まれる明礬&鉄輪エリア。現代版湯治に興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

筆者プロフィール
深川謙蔵
1990年佐賀県生まれ。立命館アジア太平洋大学卒。卒業後は株式会社オプトに入社し、新卒採用担当として勤務。2019年3月から別府に移住。コロナ禍では、別府の風景を販売するチャリティの企画や、複数の飲食店と協力して朝ごはんを提供するイベントを運営。2021年5月より、「地域の人が、地域の人に学ぶ『湯の町サロン』」を主宰。