私のワーケーションの始まり

私が初めて「ワーケーション」を体験したのは、Team WAA!(Work From Anywhere & Anytime)の活動で福岡県うきは市を訪れた、2019年2月でした。

きっかけは「働き方改革」ということが言われ始め、2017年の春頃から「これからの働き方」の探求のためにTeam WAA!のコミュニティに参加したことでした。働く場所や時間の制約を受けないワークスタイルを活用して、Team WAA! といくつかの地域との連携が始まり、うきは市の指定文化財である鏡田屋敷をコワーキングスペースとして活用していくプロジェクトに参加しました。「地域を訪れてプロジェクトにも参加しながら働くワーケーションは面白い!!!」と思い、その後、宮崎県新富町、石川県白山市でもTeam WAA!のワーケーションプログラムに参加しました。

鏡田屋敷(かがみだやしき):福岡県うきは市

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鏡田屋敷」は、幕末から現存する うきは市指定文化財を活用したコワーキングスペース。市民の皆さんの学びや事業アイデアを巡らせる知と行動の交流循環拠点となることを目指しています。西郷隆盛が書いたと伝わる掛け軸が屋敷内にあるそうです。

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茶心(ちゃしん):宮崎県新富町

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2019年5月にオープンした「茶心」は、「お茶の心を体感する」をコンセプトに古民家をリノベーションした一棟貸切宿。静かな時間の流れの中で自分自身と向き合うことができます。

中宮温泉:石川県白山市

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日本三名山の一つ白山の秘湯「中宮温泉」でワーケーション体験。トレッキングなど大自然を満喫しながらのワーケーションを楽しみました。滞在先は「にしやま旅館」。心身のリフレッシュに足湯は最高でした。

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ワーケーションを体験してみて

福岡県うきは市、宮崎県新富町、そして石川県白山市などいくつかの地域を訪ねる中、改めて日本の地域資源の豊かさに気づかされました。中でも、私が特に思いを寄せたのは、きれいな「水」です。水は、人間が生きていく上で欠かせないものであり、世界広しと言えど、これ程綺麗な水がどこにでもある国はそうない様に思います。うきは市は、世界的な水の調査団が訪れた際、「トイレの水」に飲めるレベルの水を使っているのは、うきは市くらいではないでしょうか、とのコメントもあったそうです。(笑)

私は旅が好きなので、日常と違う空間に身を置くことは自身に様々な新しい発見をもたらしてくれると考えています。例えばワーケーション制度を活用し、日ごろのオフィスではない空間で仕事をすることの効果は、何か物事を創造していくことやこれからの計画を立てていくことなどに関してポジティブな作用があると実感しています。つまり、ワーケーションは、従来からの延長ではない新しい柔軟な発想や気づきを得たいときにも有効ではないかと思っています。

そして、もう一つ大きなことは、自然豊かな場所に身を置くことで、心や身体が本当にリフレッシュされ、大袈裟かもしれませんが、身体の細胞が再生する様な感覚がありました。また、副産物としてそれぞれの地域の人たちとの「繋がり」が出来て、「また行きたいという」気持ちが生まれることで、関係人口が創出できていく点もワーケーションの魅力ですね。

福岡県うきは市

平成7年には林野庁の「水源の森百選」に選ばれた「調音の滝」も訪れました。

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調音の滝では、鯉やチョウザメの養殖もされていました。チョウザメと言えば、キャビアでしょうか?

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今回は購入するチャンスがなかったのですが、興味深いです。夏は新緑の眩しさ、秋には深い紅葉を楽しめます。豊かな水源の畑のある地域、うきは市は全国有数のフルーツの産地でもあります。

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平成11年に、農水省の「日本棚田百選」に選ばれた「つづら棚田」は、400年の歴史ある棚田です。田植えが始まる前の早春の頃、棚田の段を利用して、可愛らしいお雛様が飾られていました。

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宮崎県新富町

新富町では地域で育てられた野菜の収穫体験。地域の皆さんにサポートいただき楽しめました。水と土の豊かな土地で育った野菜をおいしくいただきました。

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石川県白山市

白山の麓「一里野温泉」にある、マタギの宿、「岩間山荘」でワーケーション体験。朝は山荘の女将さんにご案内いただいてトレッキング。

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森の中でいただいた温泉水のコーヒーは格別で、心身ともに整いました。

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マタギの宿ということもあり、ジビエ、山菜、きのこなどの白山の郷土料理と温泉も満喫しました。

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女将さん曰く「元気がない時は、山においで。みんないい顔になって帰って行くから」とのこと。たくさんの友人たちにも勧めたいワーケーションスポットです。

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これからワーケーションを体験する方へ

私にとっては、現在の東京と軽井沢の二拠点暮らしにたどり着いたのも、ワーケーションでの体験と「水」というキーワードが大きかった様に思います。

今まで大都市圏への人口集中と各地域の人口減少を解消する目的のため、Uターン、Iターンなど様々な取り組みがされてきたと思います。実際、移住するのはハードルが高いけど、ワーケーションを通していろいろな地域へ行ってみる。その様な行動、体験をする中で、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではない事に気がついたりする。一人ひとり価値観は多様なので、自身にとって本当の豊かさとは何なのか?自分はどの様な生き方をしたいのか?ということなどを、考えるきっかけにもなるのではないかと思います。

福岡県うきは市

昨年秋には、第1回うきは楽RUNマラソン駅伝大会にTeam WAA!の仲間たちと参加しました。

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声をかけあいながらチームでゴールを目指す体験を通して地域の皆さんや、同行した仲間たちとの懇親も深まりました。最終ゴールでは、フルーツ王国うきはに住む柿の妖精「うきは市公式キャラクター うきぴー」が参加者達を出迎えてくれました。口癖は”うきうきハッピー”だそうです。(笑)

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ライタープロフィール
堀 真由美(ほり まゆみ)
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総合人材サービス会社ゼネラルマネージャー。人材派遣、アウトソーシング、人材紹介、アウトプレースメントなどの事業に従事し、現在は、パブリック本部にて一人でも多くの方の雇用を創出すべく、奔走中。国家資格キャリアコンサルタント、裏千家今日庵専任講師。