仕事が次々と延期や中止になった2020年2月

企業や自治体のお客様向けのワークショップを生業にしている私の本業は、次々と無期延期や中止に。そして娘の学校も休校になりました。そんな矢先、コミッティメンバーとして参加しているコミュニティ活動Team WAA! 主宰の島田由香さんが、子連れでワーケーションできる施設をいくつか紹介してくれました。

私たちも早くワーケーションの先駆者となるべく、オンラインや地域と関わるビジネスに着手しようと思っていたので、早速、福島県会津磐梯に2泊3日車で行くことにしました。

子連れに嬉しい宿泊&自炊OKな環境を満喫

車で移動だったので、ラーメンを食べたり、地元スーパーで食料品を買ったり、地元で人気の居酒屋で夕食を食べたりと、しっかり旅を満喫して、「Living Anywhere Commons会津磐梯」には夜の20時頃到着。到着した時にはホワイトアウトしそうな程の大雪で、だいぶビビりました。そして、次の日は雪かきから朝が始まりました。(娘は邪魔をしていただけ。夫1人で黙々と。だいぶキツそう)

朝は雪かきから

夫と娘は、せっかくの雪なので全力で遊んでいました。子供が退屈しないように、先に子供の体力を削っておくのも大事ですよね。夫は「大人の実力を見せてやる!」と張り切ってかまくらを作ったらしいのですが、結果は「かまくらハーフ」。むしろ、大人の体力が大幅に削られてしまったようです。

かまくらハーフ

さて、この施設、子連れファミリーにはありがたいことに、和室の宿泊部屋に「共用のキッチンスペース付き」でした。団体の合宿もできるみたいです。会社の人たちと子連れで慰安旅行も楽しめそうです。

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リビングエニウェアコモンズ(LAC)
あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所で、やりたいことをして暮らす生き方を実践するための“コミュニティ”。現在、会津磐梯、伊豆下田、岩手県の遠野など日本全国5カ所に展開する。いずれもWi-Fi環境や電源などを完備したワークスペースと、長期滞在を可能にしたレジデンススペースからなる複合施設だ。現在全国に17拠点を展開中。

雪遊びの後は、子供は勉強、大人は仕事。

常夏のワーケーションに憧れますが、寒い場所は集中力が何倍も増すような気がします。空気がひんやりして頭が冴えるのか、空気が新鮮に感じるのか。窓から雪の反射の光で明るさもあります。「寒いから室内に籠りたくなる」「子供が飽きないうちに終わらせないと」というのも要因かもしれませんが、とにかく集中力が増します。

子供は勉強、大人は仕事

娘は勉強がすぐ終わり、私も資料作成が1時間ほどであっという間に仕上がりました。

夜は地元ファミリーの寒中焚き火バーベキューに飛び入り参加

地元ファミリーの寒中焚き火バーベキュー

夜は、リビングエニウェアコモンズ(LAC)地域コミュニティ統括マネージャー「梅ちゃん」こと梅田さんのご案内で、ご近所の焚き火BBQに飛び入り参加しました。こんな極寒の場所なのに、おうちのガレージ&お庭でバーベキューできるなんて、いろんな意味で凄すぎる。

現地の方々と話す中で、会津とカナダで交換留学制度があること、巡回バスで小学校に通学しているなど意外と暮らしが便利なこと、現地のスキー場事情や移住してきた人たちの暮らしの現状も知ることができました。

現地の方々のリアルな話は刺激があって、ワーケーションや二拠点ワーク、地域交流の効用について自身の考えも深まりました。
梅ちゃんと同じタイミングで移住された方が多いらしく、滞在中にお目にかかった人たちは、私たちと同じ子育てファミリー世代の方が多かったように思います。地域で快適に暮らしていく上でも、地域の仲間とのつながりが重要なことに気づきます。

ワーケーション体験や地域の親子と対話をして気づいたこと

子連れでワーケーション。子供が家ばかりで可哀想だし、とはいえ仕事を休むのも気に掛かるという理由で当初は「とりあえずやってみた」のですが、今までの旅行では観光やレジャーに気を取られ、地域の良さを見落としていました。素晴らしい環境下でのワーケーションを通して、次の4つの気づきがありました。

①冴えてくる思考力

きれいな空気と静けさの中で、研ぎ澄まされる思考。例えば、今後の事業計画や新しいビジネスアイデアがどんどん生まれてきました。

②非日常にワクワク

冬の滞在だったこともあって雪かき体験や、地域の人々との交流、創作意欲高まる大きなキッチンで家族と一緒に料理。子どもにとっても初めての経験をたくさん楽しめました。

③ご当地の美味しい食べ物とお酒で幸せ

例えば、馬刺し、馬のすき焼き、日本酒、焼き鳥、ご当地会津野菜の味噌汁、米どころ会津のお米、山の幸など、地域食文化資源の豊かさに出会って幸せに満たされました。

④地域の皆さんからの温かい歓迎を受けて、改めて自己を認識

行く先々で人の温かさに触れました。例えば、地元のお店に入るたびに、子連れだからか声をかけられることが多かったです。地域の人との何気ない会話で、自己紹介をすることも多く、自分が何者であるのか、自身の生活や仕事や価値観を顧みる機会になりました。

また、雪かきやかまくら作りなど、親子で滞在したからこそ体験できたことが多かったように感じます。

遊びも仕事も勉強も、家族と共に過ごし、子供とワーケーションをして、対話する時間を過ごしてはいかがでしょうか?
今回は、昨年の冬の会津磐梯のレポートをご案内しましたが、いろんな地域で、その土地で季節を味わうのもワーケーションならではの楽しみ方。今年の夏休みには、リビングエニウェアコモンズ(LAC)さんの八ヶ岳で野外の自然を楽しむキャンプワーケーションに行ってみたいです。

八ヶ岳北杜|拠点|LivingAnywhere Commons

ライタープロフィール 
井上寛美(いのうえ ひろみ)

井上寛美

つなぐみ合同会社 代表。
ファシリテーター、コミュニティオーガナイザー。自治体(市民)ワークショップや企業向けの対話研修、SDGs研修など、夫婦でワークショップデザインとファシリテーションを提供。対話を通してつながり構築を支援する「つなぐみ」を2018年起業。