フリーランス協会」という組織をご存知ですか? テレビや新聞でもたびたび話題になっているため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

自分の名前で仕事をしたい人のためのインフラ&コミュニティ」を掲げるフリーランス協会は、その名のとおり「フリーランス(個人事業主)」として働く人を支援する団体。2017年に設立され、2020年時点で会員数は3万人を超えています。

本記事では、そんな「フリーランス協会」について紹介。組織の概要をはじめ、入会することで得られるメリットや、フリーランスのあいだで人気を集めている理由を説明します。実際に利用して感じられたメリットもあわせてまとめていますので、入会を検討されている方の参考になりましたら幸いです。

「フリーランス協会」とは

正式名称「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」は、フリーランスを支援するために設立された非営利団体。公式サイトでは次のように説明されています。

“プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は、独立して活動するプロフェッショナルや、 企業に属しながらキャリアを複線で築くパラレルワーカーの有志が主体となって設立された、 フリーランスによる、フリーランスのための、非営利団体です。”

法人会員として、ソフトバンク、マイナビ、GMOペパボといった有名企業も数多く名前を連ねています。

会員向けの活動としては、フリーランスのためのコミュニティ形成やネットワーク支援に取り組んでいるほか、キャリアアップや福利厚生の制度も充実。対外的な活動も積極的に行っており、政策提言や自治体との連携、講演や出版なども幅広く手掛けています。

会員が得られる3つのメリット

就労形態を問わず、「フリーランス」として活動しているすべての人に向けて門戸を開いているフリーランス協会。団体の正式名称にもある「パラレルキャリア」を推奨していることから、兼業・副業をしている会社員も入会できます。

「無料会員」として入会すると、「フリーランスDB」に登録することが可能に。これは自分のプロフィールやポートフォリオを登録することで、営業ツールや問い合わせ窓口として使えるデータベースです。

一方で「一般会員」には年会費1万円が必要となりますが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主に3つの観点から説明します。

① 賠償責任保険

何と言っても大きいのが、大手保険会社4社共同の賠償責任保険に入れること。

フリーランスに想定されるさまざまなリスクに対応した保険となっており、業務遂行中の対物・対人の事故、情報漏えいや納品物の瑕疵、 著作権侵害や納期遅延などの補償を得られます。 会員だけでなく、発注主も補償対象になるのもポイント。

一口に「フリーランス」と言っても、業種はさまざま。仕事の内容によって必要な補償は異なってくるでしょうし、自分で保険を調べて選ぶのは大変です。そんなフリーランスにとって、多くのリスクを想定したこの保険はありがたい選択肢だと言えるでしょう。

また、賠償責任保険は入会すると自動で付帯されますが、他にも所得補償プランや弁護士費用保険もあります。こちらは、必要な人が任意で加入する形になります。

② 福利厚生サービス「WELBOX」

WELBOXは、大手企業も導入している福利厚生サービス。フリーランス協会の一般会員は、第二親等まで同サービスを利用できます。

福利厚生の内容は多岐にわたり、eラーニングや子育て支援、税務・法務相談のほか、映画やカラオケなどのレジャー、グルメにショッピング、旅行にリラクゼーションまでなんでもござれ。筆者もよく映画館やサウナを割引で利用しています。

また、フリーランスにとって嬉しいのが、健康診断や人間ドックも安く受診できること。定期検診のないフリーランスは健康面が疎かになりがちですが、「福利厚生がある」と知っていれば、思い出したときに受診しようという気持ちになれます。

③ 仕事で役立つサービスやコワーキングスペースの優待

福利厚生以外に、仕事で役立つサービスやコワーキングスペースの優待があるのも、一般会員のメリットのひとつ。いずれも任意加入となりますが、例としては以下のようなサービス・優待があります。

  • ChatWork:月額400円のパーソナルプランが無料に
  • MBpay:利用料が申込金額の6%に
  • やよいの青色申告 オンライン:サポート付プランが初年度無償に
  • freeeカード:2,000円分のオンラインプリペイドカードを提供
  • ココナラ法律相談:契約トラブルの相談が初回無料に
  • SkillsBuild:無料会員含め無料で提供
  • ソフトバンク:法人契約が優待価格に
  • リージャス:レンタルオフィス利用料10%OFF
  • ビズコンフォート:入会金無料、全拠点プランが月額3,000円OFF

これらのサービスはほんの一部に過ぎず、またフリーランス協会の賛助会員に名乗りを挙げる企業も年々増えていることから、優待利用できるサービスも充実しています。それでいて年会費は変わらないため、お得で嬉しい特典だと言えますね。

まとめ

ここでは主に3つのメリットを紹介しましたが、フリーランス協会の活動はこれだけにとどまりません。

フリーランス向けに情報を発信している定期メールマガジンのほか、イベントや講演も頻繁に開催。特に2020年はオンラインでのイベントが頻繁に行われており、改めて「働き方」を問う講演が数多く開催されていました。

「年会費1万円」を高く感じる方もいらっしゃるかと思いますが、会員からは概ね好評の様子。無料会員でもデータベースやメールマガジンは利用できますので、まずは試しに登録してみてはいかがでしょうか。

※掲載情報は2021/2/9時点