昨今では仕事のオンライン化が進み、「ノマドワーカー」という働き方を選ぶ人も珍しくなくなりました。加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、会社員であってもノマドワーカーに近い働き方をする人が増えています。

今回は、ノマドワーカーの定義やメリット・デメリット、向いている職種、ノマドワーカーになる方法について解説します。

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーとは、一定の時間・場所に縛られず、インターネットやIT機器を駆使して仕事を進める働き方のことです。
仕事場をオフィスや事務所、自宅などに定めることなく、コワーキングスペースやカフェなど日替わりで変えたり、場合によっては世界中を転々としながら仕事をすることも可能です。

そもそもノマド(nomad)は、「遊牧民」という意味。遊牧民は羊やヤギなどの家畜を遊牧しながら、牧草地を一年中あるいは季節ごとに移動する生活をしていました。
インターネットの発達を背景に、遊牧民の生活をヒントに考えられたのが、ノマドワーカーという概念です。

会社員でもノマドワーカーが身近に

最近は新型コロナウイルス感染症の影響で、会社員が自宅でリモートワークをするようになりました。外出を控えることが増え、一時期増えたノマドワーカーは減っているといえるかもしれません。一方で、「同じ部屋で他の家族も仕事をしている」などの不便さから、自宅外でリモートワークをする人たちも現れています。

つまり、これまでノマドワーカーはフリーランスや個人事業主の特権のようにも捉えられていましたが、会社員でもノマドワーカーに近しい働き方をするようになっていると言えます。

ノマドワーカーのメリット・デメリット

ノマドワーカーのメリット・デメリットについて解説します。

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカー最大のメリットは、仕事や生活の自由度が高いことです。

働く時間を自分で決められる

働く時間を自分の裁量で決められるので、食事や睡眠といった生活リズムを整えやすいです。休日も自由に設定できますが、これは仕事の進捗と相談しながらになるでしょう。

働く場所を選ばない

インターネットやIT機器等を駆使し、仕事に支障をきたさず進められれば、地方や海外に拠点を構えるハードルも低くなります。また一定の拠点を持たずに各地を飛び回る「無拠点生活」も実現できるでしょう。

ノマドワーカーのデメリット

もちろん、働く場所を定めないことにはデメリットもあります。ノマドワーカーの主なデメリットは、次の2点です。

インフラの整っていない場所は不便

インターネット環境や公共交通機関などのインフラが整っていない場所は、かえって不便です。地方や海外など、移動先のインフラ状況をあらかじめ確認しておいたほうがよいでしょう。

非対面でのコミュニケーションのとりにくさ

地方や海外に移動、または移住した場合には、打ち合わせなどをオンラインで行うことになります。そのため、仕事関係者とのコミュニケーションは、主にチャットやビデオ通話で行います。対面でしか伝わらない雰囲気やニュアンスをつかみにくく、コミュニケーションのとりにくさを感じることがあるかもしれません。また、海外で仕事をする場合は、日本との時差も考慮する必要があります。

どのような職種がノマドワーカーに向いている?

では、ノマドワーカーにはどのような職種が向いているのでしょうか?
基本的にオンラインで仕事を完結できる職種がノマドワーカーに向いています。代表的な例は、以下の通りです。

  • コンサルタント
  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • Webライター
  • 投資家、トレーダー
  • 士業者(会計士・社会労務士など)
  • YouTuberなどの動画配信者
  • 動画編集者

オンラインだけでなく対面の業務が必要となる職種の場合、完全にオンラインで仕事を完結することは難しいですが、本人の工夫次第で実現できるかもしれません。

ノマドワーカーになるには?

ノマドワーカーになるには、主に2つの手段があります。

①フリーランス・個人事業主として開業する

先ほど紹介したような職種を選ぶなら、資格や専門性を身につけ、実績を重ねてからフリーランス・個人事業主として開業しましょう。
いきなり開業を目指さなくとも、会社員で働きながら副業としてキャリアを築いていくことも可能です。

②フルリモート勤務・フレックスタイム制を導入する企業に属す

会社員であっても、フルリモート勤務やフレックスタイム制が導入されている企業・職種であれば、ノマドワーカーに近い働き方ができます。
※フレックスタイム制とは、本人が勤務時間を決められる制度です。ある時間帯は必ず勤務しなければならない「コアタイム制」と併用されることもあります。

今の会社でそうした働き方ができないか検討したり、転職サイトで希望条件を満たす求人を探したりすることから始めてみましょう。大手求人サイトでは、実際にフルリモート勤務・フレックスタイム制での求人募集が掲載されています。

世界中をめぐりながら働けるノマドワーカー

インターネット等を活用し、仕事に支障をきたさない範囲で、時間・場所の選択肢を広げられるのがノマドワーカーの働き方です。
新型コロナウイルス感染症が収束すれば、世界各国をめぐりながら働くこともできるでしょう。新しい働き方の一つとして、ノマドワーカーを検討するのもよいかもしれません。

また、ノマドワーカーに欠かせないのがインターネット環境です。インターネット環境に左右されず場所を自由に選ぶためにも、モバイルルーターの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

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