働き手が減少している日本では、安定した「人材確保」は会社にとって重大な課題です。そのためには、就職希望者にとって魅力的であるだけでなく、雇用したアルバイトやパートタイマー、従業員の離職を防ぐ「人材の流出対策」も行わなければなりません。

そのような「人材確保」に向けた有効な対策のひとつに、従業員満足度の向上があります。いわゆる「社割」や「社食」のほか、従業員が喜ぶ福利厚生にはどのようなものがあるのでしょうか?

すぐにでも実践したい若手従業員向けの福利厚生にスポットを当ててご紹介します。

アルバイト、従業員の定着化には充実した福利厚生が重要!

ひと昔前と比べて、今は「売り手市場」です。労働人口もどんどんと減少しており、会社間での人材確保競争は苛烈になっています。さらに、アルバイトに限らず正規雇用の従業員も、条件が良ければ転職をいとわない傾向にあります。

コストをかけて育成した従業員の転職は、会社にとっての大きな損失です。そこで現在では、人材の確保と流出対策のために何らかの施策が必要となっています。

正規、非正規の雇用形態にかかわらず、従業員にとって福利厚生が充実していることは、生活にかかるコストが安くなるため、大きな魅力となります。生活コストが下がれば自由に使えるお金が増えるということで、「使えるお金が増える=実質的に高賃金」という図式になり、従業員の会社に対する満足度が上がります。特に「労働環境」や「お金」に敏感な若手従業員が定着しやすくなるのです。

「社割」で従業員の必要経費「生活費」の節約をアピール

小売販売店や専門店などで行われる「社割」は、従業員にとって、その会社に勤めていることの恩恵が感じられる優れた福利厚生です。特に日用雑貨や生活必需品を販売している会社では、社割を行うことで直接的に従業員の生活費節約に貢献することができます。

社割は、会社側にとってあまりメリットがないように見えるかもしれませんが、従業員が自社の取扱商品を使用することで、商品への知識が深まるというメリットがあります。

販売している商品について、知識があるだけの状態と、実際に使用してその良さを体験している状態では、お客様に対する商品説明の説得力に大きな差が生まれるため、社割は従業員の生活コストの節約につながるだけでなく、売り上げを伸ばすための従業員教育のチャンスと捉えることもできるのです。

「社食」や「まかない」によって食費とヘルスケア費用を節約

従業員に喜ばれる福利厚生として、いわゆる「社食」や「まかない」は定番です。「社食」や「まかない」は食費を節約できるだけでなく、料理やお弁当を作る時間も減らすことができるため、従業員にとってのメリットは小さくありません。従業員によっては、社食やまかないがあるだけで、その会社で働き続ける“魅力”となり、定着につながります。

また、社食、まかないに付加価値を与えることで、従業員へのアピール力を強化することもできます。昨今流行している“健康管理”を目的とした社食はいかがでしょうか?

健康的な社食、まかないは長期的に見て会社側にもメリットがあります。栄養バランスの取れた食事を提供することで、従業員には良好な体調下で仕事に励んでもらうことができます。また、突然の病欠などによるマンパワー不足を予防することにもつながります。

社食やまかないを導入すれば、若手従業員だけでなく、多くの従業員の生活コスト、健康関連のコストの節約、病気の予防にもつながり、結果的に社員満足度が向上するでしょう。

社内Wi-Fiを店舗Wi-Fiとして開放すれば、集客効果も!

会社内で使えるWi-Fiは、従業員にとって「通信費節約」につながります。特に転職率が高いとされている若い世代は、スマホの通信費に悩まされていることが多く、休憩中にWi-Fiが使える仕事場は、それだけで喜ばれます。

社内Wi-Fiの導入は、従業員への福利厚生の充実につながるだけでなく、お客様の満足度を上げることができる「店舗Wi-Fi」も可能にします。

今日では、従業員だけではなく、若い世代のお客様も通信費の節約には敏感です。店舗Wi-Fiがあるだけでライバル店舗と差別化でき、ギガ不足に悩む若いお客様を集客することができるでしょう。

つまり、従業員への福利厚生としてだけではなく、他店舗との差別化、若い世代の集客、顧客満足度の向上も狙えるという、社内Wi-Fi の導入は一石二鳥どころか、一石四鳥も夢ではない福利厚生なのです。

業務連絡用の格安スマホでデータ通信費を節約しつつ、従業員のプライベートを守る!

「業務連絡用の格安スマホ」は社内での連絡をスムーズにするだけでなく、社内通信費を節約することにもつながりますが、ほかにもメリットがあります。「同僚にも自分の連絡先を知られたくない」という若手従業員のプライベートを守ることができることです。そして、社内の人間とプライベートでは関係を持ちたがらない若手従業員の気持ちをくむことは、意外に思えるかもしれませんが、従業員の定着率の向上につながります。

「飲みニケーション」と呼ばれるようなコミュニケーションは苦手で会社の人間と外で付き合おうとしない若い世代は、自分の連絡先を知られることを嫌うため、「会社の人にプライベートの連絡先を教えずにすむ」という状況はうれしい福利厚生のひとつになるようです。

さらに、格安スマホでのテザリング機能が使えるように手配すれば、「社内Wi-Fi」と同じく、従業員の通信費節約になるため、会社に対する満足度が高くなるでしょう。

福利厚生クーポン「ベネフィットワン」で従業員と家族の生活コストを節約

複数の“社外”のサービスを安く利用できるのも、従業員の生活コストを幅広く節約することを可能にします。例えば、従業員の娯楽費を節約することができる「福利厚生クーポン」は、会社とは関係のないさまざまな場所で利用が可能であり、従業員の家族も使えるため、従業員に喜ばれる福利厚生のひとつです。

福利厚生クーポンの一例として、「ベネフィットワン」を見てみましょう。

福利厚生クーポンの「ベネフィットワン」を導入すれば、従業員は下記のようなサービスを通常よりも安く利用することができます。

  • グルメ(居酒屋、ラーメン、焼き肉など一部飲食店の割引サービス)
  • 旅行(ホテル、旅館の宿泊費割引サービス)
  • レジャー、エンタメ(カラオケ、映画館など割引サービス)
  • 買い物(提携ショッピングサイトや店舗での割引サービスか、ポイント付与)
  • リラクゼーション(整体、カイロプラクティック、スパなどの割引サービスなど)
  • 介護(大人用おむつや宅食の割引サービスなど)等

最近ではクーポンを使える会社やその種類も増えており、福利厚生の内容としてはかなり充実してきています。従業員本人だけでなく、家族も恩恵にあずかれる福利厚生クーポンは、従業員とその家族の満足度の向上に大きく貢献するでしょう。

アルバイトと従業員が喜ぶ福利厚生がいっぱい!どうせならお客様にとってもメリットがある福利厚生を

「人手不足倒産」の件数は増加傾向にあり、いかにしてアルバイトや従業員を定着させるかが、業界を問わず重要課題となっています。

充実した福利厚生は、アルバイトや従業員を増やし、会社に定着させるために重要なアピールポイントです。福利厚生とは、会社と従業員をつなぎとめる「鎹(かすがい)」でもあると言えるでしょう。

従業員の満足度を上げる福利厚生サービスだけでなく、Wi-Fiのようにお客様も使える福利厚生サービスを導入するなら、顧客満足度の上昇も期待できます。この機会に自社に最適な福利厚生導入を考えてみてはいかがでしょうか?

※本記事内の情報は2020年1月9日現在のものです。