最近、町でよく見かけるようになったd払い(ドコモ払い)。
名前から「ドコモユーザーだけが使えるもの」と思われがちですが、実は誰でも使える便利な決済サービスです。
この記事では、d払いの特徴と魅力をわかりやすく解説していきます。
d払いってどんなサービス?
d払いは、携帯電話大手のNTTドコモが提供するキャッシュレス決済サービスです。QRコード決済の起動ユーザー数としては2019年10月にPayPayに次ぐ2位となりました。
2019年9月時点の発表で利用可能な店舗は約10万店舗。
- コンビニ(ローソン・ファミリーマートなど)
- ドラッグストア(マツモトキヨシ・SEIMSなど)
- 家電量販店(ビックカメラ・Joshinなど)
他にも、松屋・東急ハンズ・高島屋などの店舗でも利用できます。
d払いの始め方
d払いを始めるには、Google Play又はApp Storeからd払いアプリをダウンロードして設定します。
- ドコモユーザー:spパスワードでログイン
- ドコモユーザー以外の人:dアカウントでのログイン。持っていない場合は、dアカウントの発行が必要です。
その後、お支払い方法として「口座払い」か「クレジットカード払い」を選択、それぞれ情報を入力する必要があります。
d払いでできること
d払いでできることを説明します。
1.QRコード/バーコード決済
ユーザーが提示したQRコード/バーコードを店舗側が読み取る方法、店舗が掲示するQRコードをユーザーが読み取り金額を入力する方法のどちらかで決済できます。
2.充実のウォレット機能を利用
- 銀行口座やATM、コンビニからのチャージ
- 口座残高からの送金
- dポイント(1ポイント=1円で支払いなどに使えるポイント)が送れる
など、ウォレット機能が充実しています。
3.デジタルコンテンツやネットショッピングでの支払い
ドコモ回線であれば、Google PlayやAPP Storeなどでのコンテンツ購入にも利用が可能。
Yahoo!ショッピングなどのネットショッピングの決済にも、d払いを利用できます。
d払いのメリット
このようなd払いの利用は、利用者、事業者のどちらにとってもメリットがあります。それぞれのメリットをご紹介しましょう。
利用者のメリット
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決済が簡単
店頭で支払う場合は、dアプリを起動してQRコード/バーコードをみせるだけでOK。サイトで利用する場合は、4桁の暗証番号を入力するだけなので、支払いの手間を大幅に省くことができます。
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dポイントが貯まる
d払いをすると、現金と同様に支払いに使えるdポイントを貯めることができます。
街のお店:お支払い金額200円(税込)につき1ポイント
ネット:お支払い金額100円(税込)につき1ポイント
またdポイントカードでのポイントと、d払いでのポイントはそれぞれ別に貯まるので、ダブルで貯めることも可能。ドコモのクレジットカードであるdカードと連携すれば、更に効率的にdポイントを貯めることができます。
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ドコモの携帯料金と合算して支払いできる
ドコモユーザーであれば、d払いで支払ったお金は月々の携帯料金とまとめて支払うことができます。
加盟店のメリット
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7,000万人以上いるドコモユーザーの呼び込みが狙える
一般社団法人電気通信事業者協会の調査によると、2019年9月時点でのNTTドコモ回線契約数は約7,920万件。au約5,727件、ソフトバンク約4,198万件を上回り、第1位となっています。d払いはドコモユーザーと大変相性のよい支払い方法なので、d払いを取り入れることでドコモユーザーの集客が期待できます。
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業務の効率化が図れる
QRコード/バーコード決済により現金のやり取りがなくなるので、お金の数え間違いやつり銭の渡し間違いなどのミスはなくなります。両替作業などもなくなる分業務の効率化につながりますし、財布を出して支払って…というやり取りがないので、会計にかかる時間も短くなります。
自分のお店でd払いを使えるようにするには?
店舗での決済手段としてd払いを導入したい場合は、パートナー企業を通して申し込みます。基本的に初期費用・月額費用は0円、加盟店手数料は3.24%ですが、キャンペーンを利用することでより安価に導入できることもあります。
d払いが使える店舗は年々拡大中!
d払いを使える店舗は増加を続けており、2019年には「はなまるうどん」や「サンマルクカフェ」、「上島珈琲」、「東横イン」などでも利用可能になりました。
d払いは、スマホでスピーディに決済できる上にdポイントも貯まる大変魅力的なサービス。dカードやdポイントカードと合わせて使うことでさらにお得になるので、ぜひこちらもぜひ試してみてください!
※本記事内の情報は2019年12月10日現在のものです。