お店の販促手段として欠かせないPOPやDM。特に小売店や飲食店などは日々商品が変わることも多く、毎回コンビニなどで印刷するよりもプリンターを購入してしまったほうが費用対効果は高いでしょう。

お店で使うPOPやDMを作成する場合は、家庭用のプリンターではなく「ビジネスプリンター」を使うのが一般的です。しかし、ビジネスプリンターはエプソンやキヤノン、ブラザーといった大手メーカーから、インクジェット、レーザーともに多数販売されているため、はじめての方は目移りしてしまうかと思います。

そこで今回は、お店で使うプリンター選びのポイントを紹介するので参考にしてみてください。

インクジェットとレーザーどちらにするべきか?

安価で手軽なインクジェットプリンター

まず、「インクジェットプリンター」とは、液状のインクをプリントヘッドと呼ばれる吹き出し口から吹き付けて印刷をするプリンターです。

家庭用のプリンターのほとんどはインクジェットプリンターで、レーザープリンターに比べて、値段が手頃なのが特徴です。また、高解像度な印刷が可能なため、写真印刷に適している点や、本体サイズ、消費電力が小さい点などもインクジェットプリンターのメリットといえます。

ただし、印刷のスピードが遅いことや、トナーの交換頻度が多くなる点はデメリットといえるでしょう。

大量印刷に向くレーザープリンター

一方、「レーザープリンター」とは、感光体(ドラム)という筒の上に吹き付けた樹脂の粉(トナーパウダー)を熱で溶かして印刷するプリンターです。一つのトナーで比較すると、レーザープリンターのトナーはインクジェットの25倍ほどの印刷量が可能といわれています。また、印刷スピードも速く、大量印刷したい場合には非常に便利です。

しかしながら、プリンター本体やトナー、感光体といった消耗品の価格がインクジェットに比べて高額な点や、本体のサイズが大きい点がデメリットだといえます。また、解像度もインクジェットに比べると低いものが多いです。

こういった点をふまえると、お店のPOPやDM用で使う場合には、よほど大量の印刷をしたい場合でなければインクジェットプリンターで十分でしょう。

印刷可能な用紙サイズをチェック!

一般的なPOPを作成する場合は、A4、A5、A6サイズの用紙が印刷できるものを選ぶようにしましょう。なお、プリンターの中にはユーザー側でサイズを定義できるものも多いので、そういったモデルを選んでおくと安心です。

なお、一般的なJIS規格による用紙のサイズ内訳は、以下のようになっています。

  • A0:841×1,189mm
  • A1:594×841mm
  • A2:420×594mm
  • A3:297×420mm
  • A4:210×297mm
  • A5:148×210mm
  • A6:105×148mm
  • A7:74×105mm

また、DMを印刷するケースもある場合は、以下に紹介するような一般的なハガキサイズがOKなものを選ぶようにしましょう。

  • 普通はがき:100×148mm
  • 往復はがき:200×148mm
  • 大判はがき:235×120mm
  • A4はがき  :297×210mm

対応する印刷用紙の種類

POPに使う用紙のタイプは、前述したハガキ以外にもたくさんの種類があります。

例えば、飲食店のようにPOPが水などで濡れやすい場合には、紙の表面に特殊加工が施された「耐水紙」が使えるプリンターを選んでおくと安心でしょう。また、小売店などではたくさんの商品に値段を付けたり、DMの住所をシールで貼ったりするケースも多いので、シールタイプの「ラベル紙」なども印刷できるものだと便利です。

さらに、印刷する対象によっても印刷用紙を変える必要があります。印刷したい対象が写真中心になる場合は光沢性タイプの「フォト光沢紙」がよいので、これが印刷できるインクジェットプリンターを選ぶようにしましょう。一方、値札や目玉商品などのPOPを作成する場合には、つや消しタイプの「MS上質紙」が印刷できるタイプのプリンターがおすすめです。

お店にプリンターがあれば顧客ニーズにも柔軟に対応できる

お店でPOPやDMを印刷できることで、季節や扱う商品の変動にも柔軟な対応ができるようになります。それによりスピード感を持った顧客への訴求が可能になるため、販促効果が高まり、収益アップにつながる可能性も高くなるでしょう。

インクジェットタイプのプリンターは数万円程度の投資で入手できます。手軽にはじめられますので、販促施策の一環としてビジネスプリンターの導入を検討してみてはいかがでしょうか。