業種に関係なく、さまざまな企業が活用しているSNS。今や数多くの企業がSNSを日常的に運用しており、顧客獲得・宣伝広告・商品販売などに役立てています。しかし一方で、一口にSNSと言ってもそれぞれが異なる特性を持っており、効果的に運用しようとしても一筋縄ではいきません。無駄にたくさんのアカウントを作っても管理が大変ですし、SNSごとに使い分ける必要もあります。

そこで、本記事では代表的な3つのSNSとして、FacebookTwitterInstagramについて、それぞれの特徴を紹介。どのように使い分ければいいのか、改めて確認していきましょう。

ホームページ代わりにもなるFacebook

「SNSのビジネス活用」と聞いて、真っ先にFacebookを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

実名での登録を前提としたSNSであり、全世界でも圧倒的なユーザー数を誇るサービス。同僚や取引先とつながっている人も多く、今やメールではなく、Facebookメッセンジャーを使って仕事のやり取りをすることも珍しくありません。

国内では3050代のユーザーが多く、「趣味」よりは「仕事」の色が強いイメージ。

Twitterのように短文を細切れに投稿するのではなく、気になったニュースについてコメントしたり、自分の考えをまとめたりと、そこそこ長めの文章を投稿する人が多い印象もありますね。

ビジネスパーソン向けにうまく使いたい

メインのユーザー層をビジネスパーソンが占めていることもあり、求められているのは有益な「情報」。個人のアカウントでも会社のFacebookページでも、思わず人に話したくなるようなお役立ち情報が好まれてシェアされています。最新のニュースはもちろん、ちょっとした豆知識なども好まれます。

しかし一方で、実名ゆえに閉鎖的に感じられたり、堅苦しく見えたりと、若者層には情報が届きにくいというデメリットもあります。TwitterのツイートやInstagramの写真がバズってネットニュースになるのは日常茶飯事ですが、Facebookの投稿が外部で拡散されることはごくごく稀です。

ビジネスパーソンをはじめ、実名でつながりのある特定層に向けて情報を発信するには有用ですが、外部には広がりにくい。それが、Facebookの特徴だと言えるでしょう。

お店のホームページがなければFacebookを活用しても

ビジネス面での活用方法としては、「Fecebookページ」をホームページとして使うケースが考えられます。特にお店の公式サイトを作る手間や費用をかけられない個人店が、Facebookページに店舗情報を掲載し、情報発信も行うような形ですね。

最新情報に強いTwitter

Facebookと比べれば、Twitterユーザーの年齢層は比較的低め。20代が多いのは言うまでもなく、中学生や高校生も日常的に利用しているSNSです。

日本は特にアクティブユーザー数が多く、タイムラインを追うのが日常となっている人も少なくありません。一個人のツイートがテレビで取り上げられるほどの議論に発展したり、商品やサービスがバズったりすることも珍しくなく、SNSマーケティングにおいては無視できないサービスだと言えるでしょう。

実名を前提としたFacebookとは異なり、ハンドルネームでゆるくつながっているのが特徴。リアルの友人とつながっている人もいる一方で、顔も名前も知らない他人とお互いにフォローし合って、気軽にコミュニケーションをすることも可能。特に若年層ほど、趣味や用途別に複数のアカウントを持っている人も多いと聞きます。

Twitterの拡散力は良くも悪くも影響力アリ

そしてTwitterと言えば、情報の「拡散力」においては、他のSNSの追随を許さないほどの影響力を持っています。普通、数万~数十万人の消費者に情報を届けるには莫大な広告費がかかりますが、Twitterでバズれば、容易に大勢へとリーチすることができます。

バズを生み出すにはテクニックも必要ですし、高すぎる拡散力がマイナスに働くこともあるため、炎上のリスクは常に考慮しなければなりません。ですがそれを差し引いても、大勢に向けてリアルタイムに情報を届け、トレンドを生み出せるツールとして、Twitterの果たす役割は無視できないほどに大きいと言えます。

最新情報のお知らせには最適

消費者と直にやり取りすることはブランド力の強化にもつながりますし、他の企業アカウントと交流し、それが企業コラボレーションにつながるような実例もあります。またリアルタイム性の高いTwitterは、お店の「最新情報」として新商品の入荷案内や混雑情報を発信するのにも最適。日頃から積極的にツイートしていればフォロワーも増え、コアなファンやリピーターの獲得も狙えます。

可能性は無限大ですが、同時に炎上対策も必須。企業活動の一貫として利用するにあたっては、事前の研究と担当者のバランス感覚が、何よりも重要になるSNSだと言えるでしょう。

10代~20代女性の支持を集めるInstagram

言わずと知れたInstagramは、Twitterよりもさらに若年層に人気のSNS。

特に10~20代の女性からは絶大な支持を集めており、インフルエンサーの影響力も強くなっています。ちなみに意外に感じるかもしれまえんが、比率としては女性が若干多い程度であり、男性ユーザーも多数抱えています。

「写真に特化したSNSというイメージが強いInstagramですが、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」機能や、ライブ配信を使ったコミュニケーションも活発。2019年の新元号発表の際には、首相官邸もInstagramでライブ配信を行って話題になりました。

ビジネス面では、サービスの拡大に伴って企業向けの機能も実装されるようになり、インフルエンサーに商品レビューを依頼するケースも増加。ただし一部ではステルスマーケティングが問題視されている現状もあり、ビジネス利用にあたっては最新の注意を払う必要があります。

ハッシュタグの活用がポイント

また、若年層ほど「ハッシュタグ検索を日常的に活用している」という指摘もあります。グルメやファッションなどジャンルは限られますが、気になる情報はGoogleで調べず、Instagram上で検索しているとの話。画像で直感的に検索結果を見られるため、飲食店探しや服装のコーディネートの参考にしているそうです。

ですので、そのような有益な情報を発信していけば、お店や企業のブランディングにもつなげられます。大勢の目を引き、若者の目線から“映える”写真を撮影できる人が社内にいるのでしたら、Instagramを活用しない手はありません。

FacebookやTwitterとは異なる「写真」を中心としたSNSであり、独特のハッシュタグ文化などもある、Instagram。導入するには少しハードルが高い印象もありますが、他のどのサービスよりも若者にリーチできるSNSであることは間違いありません。特にファッション・美容・飲食業界の企業や個人店は、要チェックです。

サービスごとに特徴を生かした運用を!

以上、Facebook・Twitter・Instagramの3つのSNSについて、それぞれの特徴をまとめてきました。一言で「SNS」と言ってもその性質はサービスによってまったく異なるため、ビジネスで活用する際にはしっかりと事前調査のうえでアカウント運用を始めたいところです。

近頃はそれぞれのSNSを用いたマーケティング手法の本も書店で見かけますが、それよりもまずは、自分で使ってみることをおすすめします。実際に利用してみて、写真を投稿したり情報を発信したりしてみて、他のユーザーと交流もする。そうすることによって、初めて見えてくるものもあるはずです。

 ※掲載情報は2019/12/10時点

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