「飲食店の売上アップのためにデリバリーに挑戦したいが人手が足りない」「デリバリーを試したいが新たに人を雇う経済的余裕がない」といったお悩みを抱えている店長やオーナーさんも多くいらっしゃるかと思います。

今、フードデリバリーサービスとして注目を集めている「Uber EATS」を導入すれば、こういったお悩みを解決できるかもしれませんし、店舗には訪れてくれなかった新しいファンを捕まえることができるかも。今回は、Uber EATSの特長とメリット、利用開始の手続きについて解説します。

Uber EATS利用の特長とメリット

首都圏を中心に広がりを見せているUber EATS。利用する飲食店のメリットについて解説します。

Uber EATSは今急成長中のデリバリーサービス

Uber EATSは、2015年にカナダのトロントでサービスを開始。2018年の実績では、世界流通総額80億ドル(約8,700億円)、加盟店数22万店以上に達しています。

国内では2016年9月からサービスの提供を開始しており、加盟店数は3年たたずに1万店を突破しました。また、2019年10月の消費増税で食品のテイクアウトやデリバリーは軽減税率の対象で8%のままとされていたり、Uber EATSが利用促進の値引きキャンペーンなどを実施していることから、利用されるお客さんも増えてきています。

こういった背景から、今まで店舗に訪れてくれなかった新しいお客を取るという点でも、デリバリーサービスを導入してみるのはいかがでしょうか。

スピーディな配達で注文数アップ!

Uber EATSのサービス提供を支えているのは、全国の配達パートナー(配達員)です。お店にUber EATSから注文が入った場合、近場に待機している配達パートナーがお店まで商品を受け取りにきてくれ、お客さんのもとへと配達してくれます。配達パートナーは商品の一配送ごとに歩合の手数料をUber EATSから頂く形になっており、そのため多くの配達パートナーが積極的に商品を配達してくれます。

配達員を自分たちで雇うとその人数がさばける量しか注文を受け付けることができませんが、Uber EATSの場合は近場に控えている配達パートナーを提供してくれるため、そういった人数による縛りもなく、より多くの注文を受け付けることができます。

注意すべきポイントは、配達パートナーはUber EATSの利用者同士で共有するため、配達パートナーが少ない地域では配送までの待ち時間が多くかかってしまうこともあるかもしれない、というところです。

Uber EATSの使い方

Uber EATSを導入する際の登録方法などについて解説します。

Uber EATSのレストランパートナー登録方法

Uber EATSのレストランパートナー(加盟店)になるために、まず申請フォームで必要事項を記入しましょう。飲食店の名前や詳細、店舗数、メールアドレスといった項目を記入します。

飲食店の情報を基に、Uber EATSが登録審査を行います。営業の状況よっては、登録できない場合もあります。

Uber EATSでの受注から配達まで

お客さんからの注文を受けてから、配達依頼までの手順は以下の通りです。

1.お客さんがUber Eatsアプリから飲食店のページを見て、注文します。
2.注文を受け付けてから、調理を始めます。
3.配達担当者がお店に到着したら、注文品を手渡し、お客さんの元に届けてもらいます。

調理と梱包がパートナーレストラン側の主な準備です。

Uber EATSを利用する際のポイント

Uber EATSでデリバリーサービスを始める前に、押さえておきたいポイントについても紹介します。

メニューの写真撮影にこだわる

写真はUber EATSの売上に大きく影響します。なぜなら、お客さんは写真だけで商品を選ぶことになるからです。一度食べた事のあるメニューを注文するならまだしも、新しいメニューや行ったことのないお店となると、慎重に注文するはずです。メニューを最高の状態で撮影できるよう、次のポイントを押さえてください。

  • 写真撮影に時間をかける

撮影には調理も含めて、それなりの時間を要します。時間を確保した上で、撮影に臨みましょう。

  • 料理をフレームに収める

撮影サイズは、横長フレーム(アスペクト比5×4)がおすすめ。料理が70~80%を占めるように調整します。

  • 自然光を取り入れる

撮影時には、窓から差し込む自然光を受けられる場所を選びましょう。自然光は、料理の新鮮さを際立たせ、食欲をそそる効果を持っています。直射日光では、余計に陰影が出るかもしれないので避けましょう。

  • 色使いにこだわる

どれだけ味が良くても、見栄えが良くないと美味しそうに見えません。特に注意したいのは、色使いです。彩りの良い盛りつけで、美味しさを際立たせましょう。

  • 余計なものを映さない

スタッフの人影や顔、散らかった食器やカトラリー、メニューに含まれない料理など、余計なものを映さないように注意しましょう。写真の背景部分も整理整頓して、清潔にしておきましょう。

より詳しい注意点については、こちらをご覧ください。

自分の店舗の配送スタッフは可能なかぎり配達パートナーに登録する

もし自分の店舗に配送スタッフがいる場合、可能な限りUber EATSの配達パートナーへと登録しておくほうがよいでしょう。なぜならば、Uber EATS経由での注文が入った際、もし近隣に控えている配達パートナーがいないと、配達が遅れてしまったり、注文のキャンセルになってしまったり、他店に注文が流れてしまったりします。

機会損失を出さないためにも、自店舗のスタッフに配達パートナーとして、稼働してもらうことで、より他店よりも優位に配達を行うことができます。注意点するポイントは、自店舗の配達スタッフにUber EATSの配達パートナーとしての手数料が支給されることです。給与体系を考慮したうえで、判断したほうがよいですね。

ドローンで配達?!Uber EATS利用で事業規模拡大を目指す

世界や国内で急成長を遂げている「Uber EATS」。最近ではドローン(遠隔操作型の小型飛行機)での配送も試験的に行われています。これが実現すれば、地理的・人的条件を度外視したデリバリーサービスを実現できるでしょう。まずは、人手不足に関係なく、商品の配達を行うためにUber EATSを導入してみてはいかがでしょうか。